2022-23年度 阪上ガバナー公式訪問例会![]() ![]() クラブ会員の皆様
2021-22年度 吉岡ガバナー公式訪問例会 ![]() ![]() 伊丹RCの吉岡博忠でございます。 本年度当地区ガバナーを仰せつかります、西脇ロータリ 小野加東ロータリークラブは60周年の山を迎えられて、さらなる高みを目指していか
先ほど北野会長が鳴らされた鐘は2020年の日本のロータリー100周年を記念して、100周年実行委員会と東京ロータリークラブによって作成されたものであり、台座には2680地区の各クラブの名前が創立年度順に刻まれています。本年度と来年度の2年間、公式訪問にこの鐘を持参して、クラブの会長に点鐘をしていただくように、要請を受けております。
■My ROTARYの登録推進 ■11月にHYOGOフェスタ開催 2017年1月中旬の1週間サンディエゴで国際協議会があり、また6月にはアトランタで国際大会がありました。国際ロータリーの2つの世界大会に出席し、まず思ったことは、いかにロータリーが世界的な規模であらゆる人種に支持されているかということでした。私も世界のロータリアンであるということを強く印象付けられました。
人類に奉仕するロータリー ロータリーは1985年からポリオ撲滅を最優先事項として取り組み、1988年からは国際ロータリー、WHO、ユニセフ等を主要なパートナーとして世界ポリオ撲滅推進計画を進めています。そして1985年には15ヵ国で35万人以上の子どもがポリオに感染していましたが、2015年の段階では野生型ポリオウイルスの常在国はアフガニスタンとパキスタンのみとなり、本年8月ナイジェリアで新たに発症が確認されたものの、ポリオ撲滅は目前です。小西龍機ポリオプラス小委員長のもとで、更に寄付を頑張って撲滅計画を推進しましょう。 ポール・ハリスが111年前にロータリーを創設した目的は「価値観を分かち合う人を見つける」ことであり、今日も人々がロータリーに入会する理由となっています。そして、誠実さ、多様性、寛容、友情、平和を信じ、人生の最大の目的は「人類のために奉仕する」ことだと信じている人々と出会うことです。 ロータリーは変革を遂げ、時代の変化に対応し、前進しています。しかしロータリーの奉仕の理念は不変です。多様性を強みとするロータリーは今も「職業分類」を基本としています。高い倫理基準は、時代を超えた価値観であると信じる私たちは、今も「4つのテスト」を壁に掲げています。そして何よりも、ポール・ハリスが信じたのと同じように、人生最大の目的は「人類に奉仕する」ことだと信じています。このような理由から2016-17年度RIテーマを「人類に奉仕するロータリー」としました。 2016-17年度ロータリーの目標 RIテーマを実践するために、本年度ロータリーの目標、ロータリー財団100周年の目標及び会長賞が設定されています。地区およびクラブはそれらを指針としてロータリー活動を実践することが期待されています。
今年の地区活動方針は以下に要約されます。 1.RIテーマを実践し、ロータリーの目標を達成することを目指して、ロータリー活動を推進 する。 2.会長賞に応募できるように、クラブの活動目標を設定し、実践する。 3.地区重点目標を達成する。 国際ロータリーの定款が一部変更になりました。よく協議されたうえでクラブ細則の見直しを検討ください。 ![]() 2015-16年度 丸尾研一ガバナー公式訪問例会
私にとって、人生のターニングポイントはロータリークラブへの入会でした。あらゆる人生観、価値観が変わり、多くのものを授かりました。ロータリーは一つの人生哲学であり、私たちが人の心の美しさを学ぶためにあると考えます。そのために毎週の例会があり自己研鑽をはかり心を育てる場所であります。 110年前、ロータリーは友との集い「例会」から始まりました。それは今でも変わりません。ロータリーへ入会するということは、例会に出席するということです。クラブがあって例会が開かれるからあなたが出席するのではありません。あなたが出席するために例会が開かれているのです。例会は、ロータリーの出発点です。例会がなければクラブは成立しません。どんな大きなクラブでも土地も建物もありません。 私はビジネス社会に生きています。日々競争にさらされていますので、私にとって例会は非日常の世界であり、心のオアシスでもあります。これからの私の人生は恩返しをしなくてはなりません。 ここで今年度RI会長K.R.Ravindran氏を紹介します。彼はスリランカ、コロンボロータリークラブ所属であり、プリントケアという会社のCEOであります。この会社はティーバッグの印刷と袋を日産一億袋以上生産しており世界的なシェアを持っています。私たちもどこかで彼の会社に貢献しているかもしれません。 今年度のRIテーマは、Be a gift
to the world「世界へのプレゼントになろう」というシンプルで深いテーマです。K.R.Ravindran会長は、このテーマを考えているとき、ヒンドゥー教を通じて学んだ教訓を思い出しました。これは非常に貧しい少年スダマの物語ですが、これは今月の月信に書きましたので割愛させて頂きます。 今年の1月18日、国際協議会においてRavindran会長はスピーチの冒頭からこう言われました ロータリーで私たちは善き行いを目指しています。大勢の人に人間の尊厳を与えたアブラハム・リンカーン。疎外された人たちに慈悲の心を捧げたマザー・テレサ。虐げられた人たちに平和的な変化を与えたマハトマ・ガンジー。彼らは皆、人びとのために人生を捧げ、自らが世界へのプレゼントとなって、自分自身を捧げました。何よりも大切なことは、品物でもなく、お金でもなく、自分自身を捧げることです。ただ「手渡す」のと「手を差し伸べる」のには大きな違いがあります。特に、思いやりの心をもった温かい手であればなおさらです。だからこそ、皆さんにお願いします「世界へのプレゼントになろう」 私たちの第一の課題、そして最も重要な課題は、ポリオの撲滅です。25年以上前に私たちがポリオ撲滅の誓いを立てたとき、125ヵ国にポリオが常在し、毎日1000人以上の子どもがポリオによる麻痺障害を患っていました。現在、ポリオ常在国は3ヵ国、そして昨年のポリオ症例数はわずかとなりました。そのほとんどは、パキスタン一国から報告されたものです。この国で私たちが闘う相手は、ポリオウイルスだけでなく、無知、残忍さ、抑圧の力です。私たちの課題は、ワクチンを子どもの口に届けるだけでなく、殺戮者たちから予防接種従事者を守ることでもあります。パキスタン政府と市民は、ロータリーとともに、ポリオのない未来を実現するために力を尽くしています。私たちは闘い続け、必ずや勝利します。なぜなら、私たちは、ポリオのない未来をプレゼントすると世界の子どもたちに約束したからです。 ロータリーは膨大な可能性を秘めています。しかし、多くのクラブや地区の現実に目を向けると、ロータリーのあるべき姿が映し出されていません。当組織を形づくった基本に立ち返る方法を見つける必要があります。それは、人生のあらゆる場での高い倫理基準、そして、各クラブに会員の多様性をもたらす職業分類です。これらは、会員増強の足を引っぱる障害に過ぎない、と見られることがあまりに多いのが現実です。しかし、これらはロータリーの成功に欠かせない要素であり、なおざりにすれば、自らの存在を危うくすることになるでしょう。これを受けて、当地区でも現代に合った職業分類表の推奨版を作成する予定です。 私たちには選択肢があります。授けられたものを自分の元だけにとどめるか、またはそれを生かして自らが「世界へのプレゼント」となるかです。 Be a gift to the world 「世界へのプレゼントになろう」 2014-15年度 滝澤功治ガバナー公式訪問例会 ![]() ![]() ■ロータリー自体が輝く存在に 今年度のRIのGary C.K. Huang会長のテーマは
あらためて「戦略計画」を見ると、そこにはロータリー創立以来の不変のロータリアンの精神的基盤として、5つの中核的価値観、すなわち親睦、高潔性、多様性、奉仕、リーダーシップが掲げられています。この中で、「高潔性」がロータリーにおいて最も重要視されるべき価値観であることは「ロータリーの目的」や、ロータリアンの行動準則として定められている「ロータリーの行動規範」の規定からも明らかです。「高潔性」はロータリーの価値観を最もよく表し、ロータリーをロータリーたらしめる所以のものであり、これこそ職業奉仕の理念に相違ありません。 私たちは、先ずは職業奉仕の理念を学んで自分の人格を磨き、私たちのロータリーを明るく光輝くものにした上で、世界中の暗闇に光を当てる努力をしなくてはならないと思います。 ■何か新しいことをしよう! 私は今年度、ガバナーとしての基本的な行動方針として“TRY SOMETHING NEW!”(何か新しいことをしよう!)と訴えています。多くのクラブが会員の減少に直面していますが、前年度と同じことを繰り返していては、私たちのロータリーは輝きが衰え、その魅力を失ってしまいます。何か新しいことを考え、実行してください。 例えば例会の段取り一つでも、みんなで知恵を出し合い、やってみましょう。みんなで議論すれば、そこに集中力も生まれ、活力も生まれてきます。何か新しいことをすることを、クラブの活性化のきっかけにしてください。 ■研修制度の充実図る 今年度の地区運営については、私は研修制度の充実を特に強く訴えています。一人でも多くの会員に研修の機会を提供するために、奉仕活動全般の合同セミナーや職業奉仕セミナーを地区内数カ所で開催します。多数の会員の参加を期待しています。 また今後、地区大会や国際大会、さらには今年度国際ロータリーが提唱している「ロータリーデー」の開催等で、貴クラブの皆さまには格別のご協力をお願いすることになろうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ガバナー公式訪問例会「大室 Rガバナーを迎えて」 国際ロータリー第2680地区 大室 Rガバナー公式訪問スピーチ 小野加東ロータリークラブの皆様、こんにちは。国際ロータリー 皆様はこの甲山会長を盛り立てて、ロータリーを楽しんでいた 研修委員会を、小西龍機さんにはクラブ奉仕委員会をそれぞれお願いしております。よ ろしくお願いします。そして、小西龍機さんには東播第3グループガバナー補佐もお願 いしております。小西さんにはグループ内のことに関して、いつも正確で適正な報告を 頂いています。これからもよろしくお願いします。 その小西さんの当クラブの評価は、我田引水になりますが、小野加東ロータリークラ ブがこれほどしっかり活動しているとは思っていませんでした。ということで、最高の 評価となっています。 私も公式訪問報告書と今日の会長幹事懇談会から、小野加東RCは素晴らしいクラブ であると判断しました。 ■RCの仲間が人生の助けに それでは、本題に入ります。今回は簡単な自己紹介の後、RI会長ロンD・バートン さんのRIのテーマの説明、そして私のロータリーに対する考えをお話しいたします。 私はロータリーに入って35年になります。外科医で、職業分類は病院です。大学卒 業後は阪大病院、兵庫医大病院、市立芦屋病院、堺の大阪労災病院で勤務しておりまし たが、38歳の時に父を亡くしまして、長男であった私が跡を継ぐことになりました。経 営のことなど全く素人でしたから、まさに暗中模索の毎日でした。 そんな時に「新しいロータリークラブをつくるから入らないか」という誘いを受けま して入ったのが、今の宝塚武庫川ロータリークラブです。チャーターメンバーは30名 で、39歳の私は若い方から2番目でした。クラブの皆さんは人生経験の豊富な人たち ばかりでしたから、私にとっては一度にすばらしい兄や父が28人もできたも同然でし た。 こうした多くの人生の先輩たちとの出会いが、すべてが手探り状態だった私にとりま しては大きな助けになりました。職業奉仕という言葉も、病院を経営していく上では大 変新鮮でした。そして、ロータリーの心、特に4つのテストに沿って患者さんや病院ス タッフに接してまいりました。 今振り返ってみますと、ロータリーがあったからこそ、この30年以上にわたり、充 実した日々を送ることができたと思っています。そして今では、4つのテストが私の座 右の銘となっています。 ■まずはロータリーを実践 それでは今年度のRI会長ロンD・バートンさんについてお話しします。バートンさ んはアメリカの弁護士さんです。1979年にオクラホマ州のノーマンロータリークラブ に入会されました。4年後にクラブ会長、そして、早くも入会して8年で地区ガバナー となっておられます。そのあとはRIの要職、特にRIの現在の路線、ポリオの撲滅・RI の戦略計画と未来の夢計画の作成にこの26年間深く関わってこられました。 実はこんなバートンさんですら「入会して1年半ほどで退会を考えた」と言われてい ます。それは「昼食を兼ねた例会に出席するだけで、何のために貴重な時間を使ってい るのか」と大変悩まれたそうです。 そのことを入会を勧めてくれた人に相談しましたところ、それならロータリー財団の 仕事をやってはどうかと言われ、翌年からクラブ財団委員長となり活躍をしていく中で 大きく変わっていかれました。バートンさんは「ロータリーで何かを実行すれば、社会 に大きな変化をもたらすことができる」と語っておられます。 そんなロン・バートンさんの今年度のRIテーマは“Engage
Rotary, Change Lives” “ロータリーを実践し みんなに豊かな人生を”です。 バートンさんはこう語っています。「ロータリーに真に打ち込めば、その人の人生は変わっていくでしょう。そして、ほかの多くの人々の人生も変わります。しかし、最も人生が変わったのは、ロータリアンあなた自身なのです。」 バートンさんはこうも言っておられます。「ロータリーを実践するとは、ロータリーの奉仕活動に関わることです。ロータリーの奉仕活動には、いろいろあります。それは五大奉仕のすべてです。」つまり、クラブ奉仕や職業奉仕も含んでいることを示しています。 そして、このテーマの私の解釈は、“Engage Rotary, Change Lives”はロータリーの 奉仕の哲学、奉仕の理念“Ideal of service” を具体的に表したものです。 まず最初の句「ロータリーを実践し」の Engage Rotary はロータリーの哲学の第 1モットーである「超我の奉仕」“service above self”を表しております。全句では、第 2モットーである「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」シェルドンの提唱した “They profit most who serve best”を表します。そして、第2モットーの中のprofit とは本来、利益を得るという意味ですが、ポール・ハリスも「この場合の profitとは、 ドルでもセントでもない。それはお金ではなく、人生におけるsomethingなのだ」とい っています。 つまり、心豊かになる、幸せになる、人生における大切なものということです。本当 に素晴らしいテーマです。 今年度のテーマピン、テーマフラッグの公式の説明は、 赤 : はバートンさんの出身校オクラホマ大学のスクールカラー、バートンさんからも らった、私の締めているネクタイは、今年度の公式ネクタイですが、同じくオクラホマ 大学のスクールカラーの赤です。 青 : はオクラホマの澄みきった青空をイメージしたオクラホマ州の州旗の青い色 を表しております。 中央はロータリーマークをロータリアンがEngageする様子が描かれています。Engageとは、本来、婚約する、約束する、取り組むという意味ですが「歯車をはめ込む」「歯車を回す」という意味に使われています。そして、このフラッグは、ロータリアンが大勢の人々の人生をより豊かなものに変えることを表す。ということです。 ■ポリオ撲滅の正念場 さて、ロータリーの今年度は大きな変革の年であると同時に、ポリオ撲滅に向けての ラストスパートの年であると言われています。 まず、ポリオについて述べます。ロータリーのポリオへの取り組みは、ポリオプラス プロジェクトとして26年前に本格的に始まりました。バートンさんはその時のガバナ ーエレクトでした。そして先ほど述べましたように26年間、ずっとポリオに関わって こられました。バートンさんは、今年度のRI会長として、自分の年度にはポリオを絶 対撲滅させるのだと強い決意を表しておられました。 確かに26年前は、世界中の多くの国々で毎年35万人もの子供がポリオに苦しみまし た。私たちはこの26年間で、20億人もの子供に生ワクチンを投与しました。その努力 の結果、やっと昨年1年間でポリオの患者が223人にまで減りました。今年に入ってか らの発生は8月20日現在192人です。これは、昨年を超す勢いです。昨年までの常在 国のアフガニスタン、パキスタン、ナイジェリアでは71人と減っておりますが、今年 に入って新たにアフリカ東海岸のケニア12人、エチオピア1人、そして、ソマリアで はなんと108人の発生がありました。 皆さんご存知の通り、ソマリアは今、無政府状態に近く、海賊が横行しているところ です。今、ロータリーはWHOを通じて、ソマリアに50万米ドルの緊急支援をし、子 供たちに生ワクチンの投与を始めております。 ポリオの特性は、ウィルスに感染しても10%しか発病しません。それも、少し熱が出 る程度で済みます。障害を残す人はその中でもごくわずかです。つまり、ウィルスに感 染していても症状のない人がたくさんいるということです。誰がウィルスを持っている のか分かりません。それが、ポリオウィルスの撲滅を難しくしているところです。あと 少しです、と言われていますがなかなか難しいようです。 天然痘は、地球上から完全に撲滅できましたが、感染するとほとんどの人が発病しま す。全身に醜い発疹が出ます。この人達を治療すれば良いのです。ですから、ポリオに 比べ、地球上から比較的容易に撲滅できました。 ポリオはウィルスを持っている人の便からうつります。衛生状態の悪い所ではすぐに 広がります。ですから、ポリオウィルスを放置しておきますと、すぐに元の状態に戻り ます。私達にはあとまだ数億ドルあるいは、それ以上のお金が必要であるとも言われて います。 一層のご協力をお願いします。 ■未来の夢計画は外部も高く評価 そして、今年度のロータリーには大きな変革が3つあります。それは、 1 未来の夢計画が全世界のクラブでスタートしたこと。 2 RIの戦略計画の見直し 3 規定審議会での定款・細則の見直し です。 まず、未来の夢計画ですが、ロータリー財団は1917年にアーチC.クランフが世界で 良いことをしようと、基金を作ることを提唱しました。2017年には100周年を迎えま す。この記念すべき時にあたり、より取り組みやすく、私たちの財団と実感できるよう、 さまざまな工夫がなされています。 これは100のパイロット地区で3年間実施されましたが、97の地区から大変よかっ た、クラブが活性化したと高い評価を得ております。つまり、97%の地区が素晴らしい と評価しました。 また、未来の夢計画は今年、アメリカでエジソン銀賞を受賞しました。エジソン賞と はあの発明王トーマス・エジソンにちなんだ賞です。未来の夢計画は人々の生活を画期 的に変える仕組みであると評価されたことが受賞の理由です。つまり、ロータリー以外 の世界でも高く評価され、賞賛されたわけです。ですから、未来の夢計画は素晴らしい ものであると自信を持ってこれからも取り組んでください。 次にRI戦略計画の見直しですが、私は2010-13年版のRI戦略計画は本当に良くで きていて、ほぼ完成に近いものではないかと思っていました。ロータリーの108年の歴 史で、変わってはいけない部分をしっかりと踏まえており、国際ロータリーがつくった 立派な組織文化論であると思っています。 今回、RIの戦略計画に対して2,000人のロータリアンのアンケートの結果が出ました。そして、2010-13年版は97%の人が素晴らしい、RIは正しい方向に進んでいると答えました。そこでRIは、2010-13年版は変更しないことに決定しました。ただ、この戦略計画を理解している人は56%で、26%は知らないと答えています。 当地区でも、5月のクラブ奉仕セミナーで、南園義一RI元理事に解説していただきましたが、なお一層の周知徹底が必要であると思われます。 そして3つ目は今年4月、規定審議会が開催されまして定款・細則が見直されたこと です。200近い案件が出ておりましたが、これはと思われるのを1つだけ紹介します。 13-43 2013年規定審議会の43番目の案件ということを表していますが、仕事をし たことが無い人、または中断している人を正会員として認める件、つまり、専業主婦も 入会させようということです。フランスからでた案件ですが、これがなんと359対165 の大差で通りました。本当にロータリーも門戸が広がったといえます。その他、詳細は 2013年規定審議会報告書をお読みください。 ■「原石」見つけ育て上げよう 次に私の運営方針を述べます。今、特に当地区で今やらなければいけない大きな問題 は、3つあります。 1つは会員の増強です。バートンさんは、こんなことも言っています。「高校時代、国 際キワネスクラブの青少年プログラムで、キークラブで活発に活躍していました。当然 自分はロータリアンではなく、キワニアンになると思っていました。しかし今、国際ロ ータリーの会長エレクトとしてここに立っています。これは何故だかわかりますか。そ の理由は、誰もキワニスクラブには誘ってくれなかったからです。私を誘ってくれたの は、ノーマンロータリークラブでした。今日、ここに居るのは、入会をロータリーから 勧められたからです。ですから、まず皆さんも声を掛けることです。会員増強は他の誰 の仕事でもありません。私たち会員一人ひとりの仕事です。私達に与えられた仲間を増 やすチャンスなのです。」と。私もその通りであると思います。皆さん、ぜひこのチャン スを生かしてください。 今年度7月1日の地区の会員数は、2,854人です。昨年の7月1日に比べ45人減っ ています。地区目標でありました3,000人に対し146人も足りません。各クラブ1名以 上とお願いしていましたが、ここに来て、2名以上の増員を図っていただくことをお願 いいたします。 そのためには、若い人、女性をターゲットにしてください。また、青少年プログラム から将来のロータリアンを育てる、つまり、私たちが青少年のプログラムからロータリ ーの会員をつくるということです。最近、バートンさんから私たち世界中のガバナーあ てに、学友からロータリーの会員をつくるようにとのメールを頂きました。そのために はロータリーの会員になるようないい原石を見つけ、プログラムに参加させ、それを磨 いて育てなければいけないということです。 そして、私、ガバナーの任務には拡大があります。私はEクラブも含めまして、新 しいタイプのクラブの結成を目指しています。 ここで、まことに残念なことをお伝えします。それは、淡路北RCがこの9月30日付で国際ロータリーを退会しました。会員数12名まで減っておりましたが、若い会員の入ってこないクラブに未来はない、との理由によるものです。私も思いとどまるように努力いたしましたが、残念です。 そして2つ目は、新しいソーシャルメディアの活用によるロータリーのブランディン グと公共イメージの向上です。今年度に入り、ロータリーのブランド力を高めるため にロータリーのロゴマークの使い方が変わりました。各クラブ会長宛に情報を流してお きました。皆様もご確認ください。 そして、今の若い人は、新しいソーシャルメディアでつながっています。若い会員の 多いクラブになるためには、ぜひこれを活用してください。 3つ目は、寄附金についてです。ロータリー財団と米山記念奨学会への日本の昨年の 一人当たりの寄附の実績は、平均ロータリー財団が13,739円、米山は15,046円となっ ております。そこで当地区でも、それぞれ一人1万5,000円以上計30,000円以上をお 願いしております。小野加東ロータリークラブの皆様も、ご検討ください。 ロータリー財団でよく言われる言葉です。「お金があってもロータリーの奉仕活動は できない、心がなければできない。しかし、心があってもお金がなければ何もできない。」 まさにその通りです。どうか今年度もたくさんご寄付いただき、いいプロジェクトをど んどん計画してください。 ■奉仕を通じて生まれる親睦 さて、ロータリーは皆さんご承知の通り、ポール・ハリスが心が通う友を求めて、3人 の仲間と新しいクラブをつくったのが始まりです。1905年のことでした。会員は一業 種から1人で、同じような考え方を持つ人が会員として選ばれました。 当初、会の目的は相互扶助と親睦でした、つまりクラブの仲間だけが栄え、自分たち だけが楽しかったら良い、というものでした。 しかし、入会前のドナルド・カーターという人に自分たちだけが良かったら良いとい うクラブに未来はない、一業一人なら、このクラブに入れない人はどうするのだと指摘 されまして、ポール・ハリスは「世のため、人のため」を考えなければいけないことに 気づきました。ロータリーに「奉仕」というもう一つの概念が加わりました。これが、翌年の1906年のことでした。奉仕の概念が加わったことで、ロータリーがシカゴだけにとどまらず、世界中に広がっていくきっかけとなったのです。 1908年にサンフランシスコに2番目のクラブができて、ポール・ハリスの言葉によ ると「稲妻が瞬く間に空を切り裂くように」その後世界中に次々と新しいクラブが誕生 し、今では世界200カ国以上におよそ3万4000のクラブ、120万人もの会員を持つ国 際ロータリーに発展しています。その一つが小野加東ロータリークラブです。 このことからも、ポールの気持ちを大切にするなら、ロータリークラブは単なる親睦 だけの社交クラブであってはならないのです。奉仕と親睦がなければいけないのです。 つまり、奉仕活動をする中から親睦が生まれるのが、ロータリーの親睦の理想の形です。 ■大切な寛容の精神 それでは、次に、ロータリーの多様性について述べます。ポール・ハリスのつくった 初期のロータリーは、先ほどお話ししました通り、同じ考えを持った、同じような人を 会員としました。そして、職業にだけに多様性を求めました。 しかし、今ロータリーはすべてに多様性を求めています。ロータリーにはいろいろな 考え、種類の人が居ていいのです。ロータリアンはすでに社会のリーダーです。みんな それぞれにすばらしい素質、資質を持っています。しかし、いかに優れた人であっても、 受け入れ難い部分を持っているかもしれません。 こんな時、ロータリーでは、その人の良い点、尊敬できる部分のみに目を向けて、共 にクラブライフ、特にロータリーの根幹でありますクラブ例会を楽しみましょう。 ロータリーの寛容の精神で? ポール・ハリスも「ロータリーは、私の少年時代のニューイングランドの人々の特性 であった、寛容と善意と奉仕の精神から生まれたものである。」と語っています。この寛 容の精神こそ、会員の維持にもつながる、一段高いロータリークラブのあり方ではない かと考えています。 そして、私たちのロータリー人生はマラソンと同じです。山もあり、谷もあります。リズムが必要です。急ぎすぎて息切れしてはいけませんし、ましてやリタイアや棄権はいけません。職業人である私たちは、私たちの生活の中の一部分としてロータリーに関わっていくべきです。 今の自分に出来ることは何なのかをよく知って行動することで、自分自身が、そして 周りの人々が変わっていく喜びを実感していただけると思います。 これが、“ロータリーを実践し、みんなに豊かな人生を”につながります。 さて、2014年、来年3月1日、2日とポートピアホテルで地区大会が、そして、6月 1日から4日間、シドニーで国際大会が開かれます。いずれにも、小野加東ロータリー クラブの皆様の多数のご参加をお願いいたします。 今、私は少しもぶれることのないバートンさんを尊敬し、大変好きになっております。 そのバートンさんの言葉を皆様に最後にお贈りいたします。 「ロータリーの奉仕活動は、私たち一人ひとりから始まるのです。そして皆さんは、ロ ータリーの襟ピンを身につけることを選択しました、これからどうするかは、皆さん次 第です。」 ご清聴ありがとうございました。 ガバナー公式訪問例会を迎えて 会長・幹事懇談会 2012年11月14日 11.15〜12.15 ガバナー公式訪問例会 同 12.30〜13,30
クラブ会長様 クラブ幹事様
2012−2013年度 国際ロータリー第2680地区 ガバナー 石丸 鐵太郎 勇気を出して!! みんな一緒に!! そして楽しく!! 大きく夢を持って!! ようやく、2012-2013年度が始まりました。ノミニーの指名を受けてから1年半。地区あちこちを訪問し、いろんな人と出会い、いろんな活動に参加させて頂きました。 常に頭の中にあったのは、「ロータリーってナンだ。」 ロータリーの会員は、みんな、心は美しい。善人です。しかし、弱い人間でしょう。それぞれ、人を思いやる心を発揮したいと思っているのです。ただ、その心を発揮する勇気を出し切れないのです。その勇気を出すことを励ましあうのがロータリークラブです。もちろん、年がら年中、人を思いやるべきだとは考えていません。しかし、人生の過ごし方のベースとして、人を思いやる心を忘れてはならないのです。 私は、自分のガバナー年度にRI会長が日本人であるという幸運に恵まれました。本年度のRI会長は、埼玉県・八潮ロータリークラブの田中作次さんです。生き様は全く異なりますが田中角栄の様な立志伝中の人物です。新潟の貧しい農家の4番目。もっとも低いレベルの人生を過ごしていました。しかし、田中作次さんは常に上を見て希望を持っていた。もっと良い人生があるのではと。そして、人を思いやる心を発揮することは素晴らしいことだと気づき、それを人生のライフスタイルとし、自らの人生に、より強い喜びを感じるようになったのです。世界中の人が、人を思いやる心を発揮すれば、世界は平和になるのだと。 そして、本年度のRIテーマを、「奉仕を通じて平和を」にしたのです。皆さん、自己のライフスタイルの中に、人を思いやる心の発揮、奉仕を取り込んで下さい。 世界の平和のために。 ◇石丸 鐵太郎ガバナー公式訪問例会 私の名前は、石と鐵でできたたいへん硬い名前です。変わっているということで、二度と忘れられない名前であり、堅くまじめな人間だと誤解をしてくれる・・といういい面があります。鐵は旧漢字を書きます。少し難しいですが、新しい漢字だとお金を失うことになりますので、旧漢字にこだわって使っています。 最近私が感動したお話しをさせていただきます。 モンゴル名「ダワーニャミーン・ビャンバドルジ」日本名「日馬富士」です。9月には二場所連続優勝を達成し、土俵に額を擦り付けるようにして、土俵の神様に感謝したという方です。お父様もモンゴルで横綱級の力士であり、日本で息子が横綱になるのを楽しみにしておられましたが、横綱になるのを見届けずに交通事故で亡くなってしまったそうです。記者団から「この優勝をお父様にどのように報告するか?」の質問に、日馬富士は「優勝するより、出世するより、正しい生き方をしていることを父は喜んでくれると思う。」と答えました。そして、お父様が亡くなってからは、お父様の出身地である「ビゴ・アルタイ」を日馬富士の出身地として、取組前の場内アナウンスで紹介しています。すばらしい親子関係だと思います。日馬富士はモンゴルや日本の医療に関する慈善活動にも積極的に参加されています。こうした活動の背景には、父親に子どもの頃から「人のために尽くす人間となれ」と常に言われて育ったことが挙げられています。日本人もモンゴル人に負けないような正しい生き方をしなければならないと思います。 また、地区でいいことがありました。ロンドンオリンピック女子柔道にて、伊丹ロータリークラブ杉本会員のお嬢様が、銀メダルを獲得されました。逆に8月中旬頃、ロータリアンが逮捕されるという悪いニュースが入ってきました。1年10ヶ月前にすでに辞められていたようですが、残念だったのは、この方がロータリーの例会に出席してすばらしい仲間と話をし、奉仕の理想の歌・4つのテストを唱えておれば、このようなことにはならなかったと思っております。みなさんも、どんなに忙しくても毎週1回の例会には積極的に参加して、自らの生活を律していただきたいと思います。 小野加東ロータリークラブの設立は大変古い1960年(昭和35年)なのですね。この年は、チリ地震があった年、池田内閣が国民所得倍増計画を発表するなど前途洋々とした時代でした。しかしこの年2月から、北海道からポリオが大流行し、全国で5606人の患者が出ました。この時、生ワクチンを輸入するかどうか、厚生省の中でなかなか決まらない中、当時の古井善実厚生大臣(当時)が「私が全責任を取るから輸入しよう。」この決断により、ポリオ大流行は終息に向かいました。今の政治とずいぶん違うなという気がします。このような時代に設立した小野加東ロータリークラブは、大変な歴史を感じます。現在会員数41人。財団寄付26万ドル。たくさんありがとうございます。今年度は、藤田会長・小林幹事コンビのもと『たの・こだ・かんで取り組もう!』『日常の中にロータリーを』として、このクラブを引っ張っていかれることに、更なる発展をお祈り申し上げます。 本年度のRI会長は日本人の田中作次氏です。新潟県出身の貧農家8人兄弟の4番目で、上京し働きながら夜間高等学校で勉学に励まれ、今日に至っておられます。田中会長のすばらしいところは、74年間の人生において常に奉仕の理想を求めながら来たということです。テーマにも『奉仕を通じて平和を』と挙げられています。ここでの「平和」とは心に喜びが生まれ穏やかになることです。そして本当の喜び、本当の心の穏やかさというのは、人のために行動した時に生じるのです。これが奉仕です。田中会長は、このように自分が過ごしてきた人生をみなさんにも過ごして欲しいと言われているように思います。どこかのロータリアンの言葉ですが、人間は、他人を助けることでしか真の意味での幸福にたどり着かない。世の中の人が皆、人を助けることに喜びを感じるようになれば、世界は自然と平和に向かっていきます。物事を判断するときは、まず人を助けることになるかどうかを価値判断の基準にして行動をして欲しいと言われています。肉体的援助・金銭的援助による損失があってもその代償として喜びがあります。徒然草の八十五段の一節「偽りても賢を学ばんを賢といふべし」にもあるように、最初は見せかけ、振る舞いだけが賢人のようであっても、それを心がけていくことで、本当の賢人になっていくということのようです。逆にいいますと、最初は見せかけだけ悪人と言っているうちに、本当の悪人になってしまう。最初はみせかけだけでもいいから奉仕してください。そうしているうちに奉仕の喜びを感じるようになります。是非みなさま、よくわからなくても、奉仕をやってみましょう。 最後に私から財団にお願いがあります。財団は、毎年最低1人100ドル(8,000円)出してくださいと言っています。あくまでも寄付ですから皆さんの随意なんですが、このように考えて下さい。1例会100円か200円です。この8,000円をアフリカに持っていくと1人のアフリカ人の100日分くらいの食糧品代になります。アフリカ人は、この100ドルを首を長くして待っています。あなた方の軽い100ドルはアフリカに持って行くと、重い100ドルになるのです。このような気持ちで是非自ら進んで100ドル200ドルの奉仕をいただきたいと思います。この一年間勇気をだして、みなさんと楽しく地区を応援していきたいと思いますので、どうぞご協力お願いします。
◇石丸 鐵太郎ガバナー公式訪問例会 私の名前は、石と鐵でできたたいへん硬い名前です。変わっているということで、二度と忘れられない名前であり、堅くまじめな人間だと誤解をしてくれる・・といういい面があります。鐵は旧漢字を書きます。少し難しいですが、新しい漢字だとお金を失うことになりますので、旧漢字にこだわって使っています。 最近私が感動したお話しをさせていただきます。 モンゴル名「ダワーニャミーン・ビャンバドルジ」日本名「日馬富士」です。9月には二場所連続優勝を達成し、土俵に額を擦り付けるようにして、土俵の神様に感謝したという方です。お父様もモンゴルで横綱級の力士であり、日本で息子が横綱になるのを楽しみにしておられましたが、横綱になるのを見届けずに交通事故で亡くなってしまったそうです。記者団から「この優勝をお父様にどのように報告するか?」の質問に、日馬富士は「優勝するより、出世するより、正しい生き方をしていることを父は喜んでくれると思う。」と答えました。そして、お父様が亡くなってからは、お父様の出身地である「ビゴ・アルタイ」を日馬富士の出身地として、取組前の場内アナウンスで紹介しています。すばらしい親子関係だと思います。日馬富士はモンゴルや日本の医療に関する慈善活動にも積極的に参加されています。こうした活動の背景には、父親に子どもの頃から「人のために尽くす人間となれ」と常に言われて育ったことが挙げられています。日本人もモンゴル人に負けないような正しい生き方をしなければならないと思います。 また、地区でいいことがありました。ロンドンオリンピック女子柔道にて、伊丹ロータリークラブ杉本会員のお嬢様が、銀メダルを獲得されました。逆に8月中旬頃、ロータリアンが逮捕されるという悪いニュースが入ってきました。1年10ヶ月前にすでに辞められていたようですが、残念だったのは、この方がロータリーの例会に出席してすばらしい仲間と話をし、奉仕の理想の歌・4つのテストを唱えておれば、このようなことにはならなかったと思っております。みなさんも、どんなに忙しくても毎週1回の例会には積極的に参加して、自らの生活を律していただきたいと思います。 小野加東ロータリークラブの設立は大変古い1960年(昭和35年)なのですね。この年は、チリ地震があった年、池田内閣が国民所得倍増計画を発表するなど前途洋々とした時代でした。しかしこの年2月から、北海道からポリオが大流行し、全国で5606人の患者が出ました。この時、生ワクチンを輸入するかどうか、厚生省の中でなかなか決まらない中、当時の古井善実厚生大臣(当時)が「私が全責任を取るから輸入しよう。」この決断により、ポリオ大流行は終息に向かいました。今の政治とずいぶん違うなという気がします。このような時代に設立した小野加東ロータリークラブは、大変な歴史を感じます。現在会員数41人。財団寄付26万ドル。たくさんありがとうございます。今年度は、藤田会長・小林幹事コンビのもと『たの・こだ・かんで取り組もう!』『日常の中にロータリーを』として、このクラブを引っ張っていかれることに、更なる発展をお祈り申し上げます。 本年度のRI会長は日本人の田中作次氏です。新潟県出身の貧農家8人兄弟の4番目で、上京し働きながら夜間高等学校で勉学に励まれ、今日に至っておられます。田中会長のすばらしいところは、74年間の人生において常に奉仕の理想を求めながら来たということです。テーマにも『奉仕を通じて平和を』と挙げられています。ここでの「平和」とは心に喜びが生まれ穏やかになることです。そして本当の喜び、本当の心の穏やかさというのは、人のために行動した時に生じるのです。これが奉仕です。田中会長は、このように自分が過ごしてきた人生をみなさんにも過ごして欲しいと言われているように思います。どこかのロータリアンの言葉ですが、人間は、他人を助けることでしか真の意味での幸福にたどり着かない。世の中の人が皆、人を助けることに喜びを感じるようになれば、世界は自然と平和に向かっていきます。物事を判断するときは、まず人を助けることになるかどうかを価値判断の基準にして行動をして欲しいと言われています。肉体的援助・金銭的援助による損失があってもその代償として喜びがあります。徒然草の八十五段の一節「偽りても賢を学ばんを賢といふべし」にもあるように、最初は見せかけ、振る舞いだけが賢人のようであっても、それを心がけていくことで、本当の賢人になっていくということのようです。逆にいいますと、最初は見せかけだけ悪人と言っているうちに、本当の悪人になってしまう。最初はみせかけだけでもいいから奉仕してください。そうしているうちに奉仕の喜びを感じるようになります。是非みなさま、よくわからなくても、奉仕をやってみましょう。 最後に私から財団にお願いがあります。財団は、毎年最低1人100ドル(8,000円)出してくださいと言っています。あくまでも寄付ですから皆さんの随意なんですが、このように考えて下さい。1例会100円か200円です。この8,000円をアフリカに持っていくと1人のアフリカ人の100日分くらいの食糧品代になります。アフリカ人は、この100ドルを首を長くして待っています。あなた方の軽い100ドルはアフリカに持って行くと、重い100ドルになるのです。このような気持ちで是非自ら進んで100ドル200ドルの奉仕をいただきたいと思います。この一年間勇気をだして、みなさんと楽しく地区を応援していきたいと思いますので、どうぞご協力お願いします。
![]() |