2023-24年度 安行ガバナー公式訪問例会

まず、ポリオ基金については当地区といたしましても以前から力を入れて取り組んでおりますが、皆さまにはあともう少しのご協力を何卒よろしくお願い致します。
御クラブには日頃から藤田ガバナー補佐、宮岡会員をはじめたくさんのメンバーの方からご尽力いただき感謝申し上げます。
また本日は内藤名誉会員ともお会いさせていただき元気をもらいました。ありがとうございました。
そして三木ロータリークラブの大西会員が私の似顔絵を描いて下さり、わざわざ渡すためにビジターとして参加して下さっています。本当に感謝しかございません。

さて、私と藤田ガバナー補佐が絞めているネクタイについてご説明しますと、本年度のRI会長ゴードンR.マッキナリー氏が選択したものです。彼はスコットランド出身ですから、最初はタータンチェック柄のネクタイになる予定だったようですが、ご覧の通り実際はまったく違うデザインでした。会長自らのご説明がなかったので定かなことは言えませんが、会長と同じスコットランド出身の風景画家が、原色を使って多様性を表現したものだろうと思います。このような派手で奇抜なネクタイですから、電車などに乗っていると「芸人さんですか?」と声を掛けられたりもします()

さて、コロナ禍のこの3年間でロータリーも変わりましたし、企業も変わりました。組織としての対応力や機敏さが問われる3年間であったと思います。コロナという難局での的確で機敏な対応が組織に求められ、またそのような能力を組織として備えているかが問われました。もう一つ、21世紀に残るに相応しい組織であるかが問われました。旧態依然のままではなく、どのように生まれ変わるべきなのか。ロータリーに限って言いますと、3つの「C」がキーポイント、キーワードになります。まず1つめは「クラブ」のCです。クラブがどうあるべきか。昨年、ロータリーアクトにロータリークラブと同じ権限を与えて多くの若い人たちを呼び込みました。しかしその結果は、12千人もの人が退会する事態になってしまいました。高いお金の対価をどう示すべきか、クラブの存在意義をあらためて問うべきです。

2つめのCが「Cause(活動目的)」です。動機付け、意味付けがないと人は動きません。活動目的をきちんと会員に周知し、納得して頂くべきです。そして3つめが「Continuity(継続性)」です。しっかりとした継続性が重要です。3年間途切れたものを再開し、再び継続させていく意義は本当にあるのか。そういうことを確認すべきです。昨年度について言うと、会員をクラブ行事に積極的に参加させ、一人一人の必要性を訴え続ける、そんな取り組みの1年でした。自分が必要とされていると思わないと辞めてしまいます。貴方はクラブにとって必要な人材です、と絶えず訴えていかなければなりません。

評価を数値化することもインパクト(効果)をもたらすためには重要です。数値化することで戦略とか次に実行すべき事が見えてきます。私の個人的な感覚では、ロータリーは数値化するという力がまだまだ弱いと思います。

そして今年はパートナーづくり、パートナーシップの構築にも力を入れようとしています。家族、友人、クラブ内はもちろんですが、地域におけるバートナーを積極的に作ることが大切です。いまやロータリークラブも孤高のクラブでは成り立たなくなっています。パートナーを増やすことで、おのずとロータリークラブを知って頂く機会を増やすことにも繋がります。

残りの時間ではロータリーに関連する趣向を変えた話をします。
皆さんご存知のとおりロータリークラブは1905年にシカゴにて、ポール・ハリス、ハイラム・ショーレー、シルベスター・シール、ガスターバス・ローアの4人の男たちによって創立されました。そして、その同じ年に1人の男が来日しました。後に建築家として名を馳せることとなるウイリアム・メレル・ヴォーリズです。彼は英語教師として、19052月に現在の滋賀県立八幡商業高等学校に着任しました。その後、宣教師としても活動しながら建築設計事務所を立ち上げ、今も現存する幾多の有名建築を手がけます。また、メンソレータムの販売代理店として近江セールズ株式会社(後の近江兄弟社)も設立します。彼が近江に永住し、商売を継続したのは、世界で活躍する近江商人の気質と職業倫理が、プロテスタントとして神から与えられた職業を全うするという彼の信念と共感し合えたからだろうと思います。そしてその職業倫理や職業に対する姿勢が、ロータリーの職業奉仕の精神とも合致すものであったからこそ、後に彼は近江八幡ロータリークラブに入会したのです。
そして彼の細君となるのが小野市に生まれ、この地にゆかりの深い一柳満喜子さんです。ご存知のとおり、満喜子さんは元播磨小野藩主で後に貴族院議員となった一柳末徳子爵の三女です。彼女はアメリカへ留学し、キリスト教の洗礼を受けるなど、当時としては先鋭的な国際感覚を持った女性でありました。
さらに満喜子さんの次兄の恵三さんは、大同生命の第2代社長であり、その大同生命の大阪肥後橋ビルを設計したのがヴォーリズです。
彼は第2次世界大戦後に通訳としてマッカーサーへ天皇の処遇を進言するなど、日本を救った一人でもあります。
1905年という年、小野市出身の満喜子さんとの結婚、そしてロータリークラブへの入会、そのすべてに不思議な縁を感じます。

どうか小野加東ロータリークラブの皆さん、当地のこのような素晴らしい歴史に誇りを持って、これからもロータリー活動に励んでください。本日はありがとうございました。




2022-23年度 阪上ガバナー公式訪問例会



クラブ会員の皆様
さて、阪上年度も、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。私は、この年度に向けて、ガバナーノミニー就任以来、ロータリー並びに地区の現状について多くを学ばせて頂きました。地区研修協議会は3年ぶりに対面での開催が出来、今年度のクラブリーダーの皆様には思いをお伝えする
こととが出来たと思っております。

今年度のジェニファー・ジョーンズRI会長は、国際ロータリー119年の歴史で初めての女性会長です。国際協議会に先駆けて今年度のテーマ「Imagine Rotary」を発表されました。そして、次のように言われました。「今の私たちはロータリーの創設者たちが推進したこと、つまりロータリーの中核的価値観、ロータリーの目的、そして4つのテストに根ざしているはずです。これらは私たちがロータリアンであることの根幹をなす原則です。時代が変わろうとも、この原則はロータリアンにとって神聖な真実であり続けるのです。」と。「昨日のことをイマジン(想像)する人はいません。それは未来を描くことです。」と締めくくっておられます。

今期の地区運営方針の重点目標にはDEIDiversity, Equity, Inclusion多様性、公平さ、インクルージョン)の理解を深め、地区及びすべてのクラブに浸透させる。というのがございます。このDEIの浸透はロータリーの危機管理と密接に関係しております。是非クラブにもDEI委員会を作って頂き、会員の皆様で考える時間を持って頂きたいと思います。

DEIの原則を取り入れることで、会員としての経験を向上させ、同じコミットメントや価値観を持った人たちを惹きつけ、より大きなインパクトをもたらしていくことが出来るという事です。多様性、公平さ、インクルージョンを強化するには、ロータリーで開かれたコミュニケーションや互いに学び合う協同的な環境をつくる必要があります。このような環境では、私たち一人ひとりが励まされ、価値ある存在であると認識され、それぞれが尊重され、成功と成長のために平等な機会が与えられます。ロータリーの新しいDEIの行動規範は、私たちの中核的価値観を反映しているだけでなく、ロータリー会員が協同的かつ前向きで、健全な環境をみんなのためにつくり、維持していく方法を示しています。
 今期の地区運営方針の重点目標にはもう一つ、会員増強を推進し、新しいタイプのクラブを創出する。というのがございます。
 2680地区は7月初めで、ロータリークラブが70クラブ2522名です。その内女性会員の割合は4.81%と日本の34地区中最低の割合です。誰でも良いという訳ではありませんが、当地区において増強は喫緊の課題でございます。RI会長の方針でもありますので、特に女性と若い世代に的を
絞って、会員増強に努めて頂きたい
と思います。
 
最初にも申しましたが、今年度のRI会長テーマは「Imagine Rotary」です。

このテーマは非常に漠然としておりますが、逆に自由で創造的な活動を示唆していると思いました。そこで、今年度の地区行動指針は Lets’ Enjoy Rotary ?” 「共にロータリーを楽しみましょう、ロータリーの明日に夢を込めて」とさせて頂きました。私の決めた今年度の地区行動指針も漠然としておりますが、思いは地区内全てのロータリアンの思いではないかと思っております。地区の役割は地区内クラブの支援であります。これからの1年、地区内クラブの皆様のお声に真摯に耳を傾け、ガバナー年度が終わるまで、しっかりとロータリーと向き合って参りたいと思っております。お互いに新しい仲間を増やし、奉仕と学びと親睦にと楽しいロータリーライフを過ごしてまいりましょう。そして、この年度が実り多い年度となります事を切に願っております



2021-22年度 吉岡ガバナー公式訪問例会

   

 伊丹RCの吉岡博忠でございます。
顔が半分マスクで隠れておりますので年齢を少しごまかせそうなんですが、先ほど紹介がありましたように1949年生まれの72歳で、まもなく後期高齢者でございます。
 本日卓話を始めさせていただきます前に少しお時間を拝借したく存じます。本日ここに伊丹ロータリークラブの深川パストガバナーの講演集、伊丹RCの例会で毎回情報提供をいただいたものを20年分、講演集は10年分をお届けに参りました。伊丹RC3年前に60周年を迎えました。記念事業としてこの講演集を作成しようと思ってたんですが、口述筆記ということもあり、正確な内容に仕上げるため校正に3年を要しましたが、ロータリーの歴史、理念、理論をきちんと系統だてて編集しているつもりでございます。クラブを運営される皆さまにこれを裏付けとして利用いただければ、深川パストガバナーも草葉の陰で喜ばれると思っております。氏が2019年にご逝去なさるのですが最後の入院をされる前、週報に寄せられた、『花は散るから美しい、』にはじまるご自身の散り際を表された言葉を受け、氏の心のありようを大切にしたいと思い、表紙をさくら色で仕上げております。これを河合会長に贈呈させていただきたいと思います。
 ではもう少し深川パストガバナーのお話をさせていただきたいと思います。深川ポストガバナーは2017年からの入院生活のうち2年目はほとんどお声が出ず、筆談で会話をしました。体調の優れない中、お見舞いの際はしっかりと目を見開き私の手を握ってくださいました。その際私にさまざまな言いつけをなさなさりました。その一つに座右の名を聞き取り、書き残すという作業がありました。その座右の名を一つご紹介したいと思います。旧海軍江田島兵学校の額にある言葉で五省という言葉があります。『至誠に悖るなかりしか 言行に恥づるなかりしか 気力に缺(か)くなかりしか 努力に憾(うら)みなかりしか 無精に亘(わた)るなかりしか』であります。昼夜の区別もおぼつかない病床においてなお、一日をどう過ごしたかという反省を日々なさっていたということに頭が下がる思いです。私が入会した1990年に深川さんがガバナーになられたというご縁もあって右も左もわからない初年度から随行の機会をいただき、その人となりに色々な意味で薫陶を受けました。その深川パストガバナーが先生とおっしゃった方が何人かおいでですが、その中で千草会という勉強会をなさった弁護士の小堀健介さんという方がおられます。伊丹RCにおいて深川ポストガバナーが師と仰いだその小堀さんを招き、卓話をいただいたことがございました。その際小堀さんが、ちょっとした失言をなさいました。ある伊丹RCの会員がすかさず『その発言を取り消していただけなければこのまま続きを伺うことなく退席する』と抗議したことがありました。高名な方に対してでもでRCの理念に基づき否を唱えられる、そんな我が伊丹RCが私は大好きです。
 ここからは現在のロータリアンの素晴らしさについてのお話です。本日はポリオの委員長を長年務められた小西さんと現在のポリオ委員長、宮岡さんがおいでです。1024日がポリオデーです。関連して直近のロータリー全体としての関心事の一つに、タリバンが政権を奪ったアフガニスタン情勢のことがあります。と言いますのは、現在全世界でポリオの症例は2例しかありません。2例が確認された国とはアフガニスタンとパキスタンです。隣国同士で1例ずつ確認されています。タリバン政権は支配した地域の住民に多くの思想・行動の制限を強いるため、ロータリーによるポリオ撲滅プログラム活動への妨害や制限も懸念されていました。アフガニスタンには35名のロータリアンが活動しています。このたび彼らはタリバンと直接対話の結果、外部の理念を否定する原理主義者の彼らを説得し、ロータリーの圧力により、人道的支援であるポリオ撲滅プログラムの活動は邪魔しないという約束を取り付けました。他のテロ組織の動向もありタリバン政権が安定しているとは言い難いので予断は許しませんが、このお話もロータリアンが世界の色々な場所で影響力を持つことを示すエピソードであり、大変嬉しいニュースです。この活動への具体的な取り組みとして1025日のゴルフコンペの開催・運営につきましてはどうぞよろしくお願い致します。まだまだ申し上げたいことはたくさんありますけれども、時間に限りがありますのでこのあたりで終わらせていただきたいと思います。ご静聴いただき誠にありがとうございました。



2020-21年度 高瀬ガバナー公式訪問例会


 

 本年度当地区ガバナーを仰せつかります、西脇ロータリークラブの高瀬英夫でございます。
宜しくお願いいたし
ます。
  2680地区東播第3グループから初のガバナーという事をご紹介いただきました。いきさつ
をお話しますと、
2680地区には13のグループがありそのうちガバナーを出していないグルー
プが一つだけあり、それが東播第
3グループでした。今年日本のロータリークラブは100年を
迎えま
す。そういう長い歴史を重ねていながら、この東播第3ループからガバナーが出てい
なかった、ただ一つの空白地帯だったという事で、東播第
3グループにお話しがあり、西脇ロ
ータリークラブが受けさせていただいて、私がこの
場に立っているというところでございます。ですから皆様も西脇から出ているガバナーという事ではなく、我らのガバナーという事で、応
援していただけたらと思います。

 先ほど前田会長からお話がありましたように、会長・幹事懇談会で色々なお話をさせていた
だきました。皆様のクラブ報告書を読ませていただいて、立派な活動をされてい
る素晴らしい
クラブが身近なところにあるのだなと、改めて感心させられました。心強
い仲間だと思います。週報に書いてありましたが、どういう風に会員を増やしたらいいのか、また退会を防ぐにはど
うしたらいいのかなど皆様で話し合いながらまとめられて
いて、クラブを挙げて活性化をして
いこうという取り組みをされているのは素晴らしい
ことだと思います。
 新入会員の中にはガバナーとは何なのか、ロータリーとはどういうところなのか、人数はど
のくらいなのかとお思いの方もいらっしゃると思います。世界で見れば、ロータ
リアンは約120
万人、同期のガバナーは
540名います。クラブの数は68千あり、540名で手分けしながら回っ
ています。
 
日本に限りますと、34名の同期ガバナー、会員数は約89千人、クラブの数は約2280あり、
それを
34名で分担して回っています。この地区は71のクラブがあり、小野加東ロータリークラ
ブは
35番目ですので、今日は丁度折り返し地点となります。
 ガバナーの仕事はどういうことなのかと考えたとき、私なりに思うのは、こういった公式訪
問や色々な会を通じて、それぞれのクラブの良いところを吸収させていただいて、そ
れを他の
クラブにもお分けしながら、良いところを取り入れてもらって、地区全体、日本
のロータリー
全体が成長していくためのお役立ちをすることがガバナーの仕事であろう
と思っています。今
日は前田会長、田中幹事とのお話の中で、小野加東ロータリークラブ
の素晴らしい面をしっか
り吸収させていただきましたので、これをできるだけ色々なクラ
ブにお分けしていきたいと思
います。

 このお役目をいただいてから、一年間どういう思いで皆様に訴えかけながら地区をまとめて
いったらいいのかという事を考えたときに、
4年前に開催された会員増強セミナーに参加した
際に、
RI理事の方がこんなお話をされたことを思い出しました。「ロータリーで今会員増強に
難渋している大きな原因の一つは、ロータリーの会員自身が自信をもって
魅力を語り伝えるこ
とが出来ないのが原因ではないか」。このことを、皆様に訴え続け、
考えていただくことが私
の役目ではないかという思いを持ち、今年
1月サンディエゴでの国際評議会に参加しました。
その冒頭にクラーク会長が「
Rotary Opens Opportunitiesロータリーは機会の扉を開く」。また
「ロータリーは無限の機会への招待である」という
メッセージを込めて発表されました。私が
思っている「ロータリーの魅力を語ろう」いう
のは、クラーク会長のテーマと一致するのでは
ないかと考え、一年間のテーマとして、「ロ
ータリーの魅力を語り伝えよう」としました。そ
のためには自分なりのロータリーの魅力
を整理しておかなければならないと思っています。ま
たちょうど日本ロータリー
100年にもなりますので、副題としまして次の100年に向けて、「ロ
ータリーの心と原点を求めて」
というテーマで一年間やっていきたいと思っております。
 ロータリーにはどんな魅力があるか?私は無尽蔵の宝の山であると思っております。その宝
の山を掘り出せるのか、単なるごみの山で終わってしまうのかはロータリアン一人一人の心が
け次第ではないかと思っています。皆様には自分が主人公になって無尽蔵の宝の山を掘り起こ
していただけたらと思います。また「ロータリーからあなたへ」という資料があります。これ
2001RI会長、リチャード・キングさんの講演会での言葉を20項目にまとめたもので、ロー
タリーの魅力に繋がります。項目ごとに自分に合う、合わないなど、またはグループ討論など
の議題にしていただけたらと思います。その話をまとめていただいて、小野加東ロータリーク
ラブで
20項目に何かオリジナルの項目をプラスしていただければいいなと思っています。
 私が今実感しているのは、ロータリーは積極的に入っていけば、自分の力以上のものを引き
出してくれる組織、団体だと思います。頼まれごとをしたときに、経験や時間の制約
等の理由
をあげれば断りやすいですが、そこを踏み込んでやってみると何とかなるのでは
ないかと思い
ます。私自身も、このガバナーの大役を務めることによって、成長していけ
ると信じています。という事が私の考える21番目の項目です。ロータリーは老・壮・青、様々な年代の方がおられ、上下関係なしにフランクに話ができる素晴らしい組織なのでロータリーの魅力についてどんど
ん語っていただいて、
20項目に肉付けしていただけたら、私も提案した甲斐があったなと思い
ますので宜しくお願いいたします。

 あるリーダーからこんな質問を投げかけたらどうですかと提案されました。
 @あなたはなぜロータリーに入会したのですか?
 Aロータリーにはどんな人がいるのですか?
 Bロータリーはどういうことをしているのですか?
 Cあなたはロータリーに入ってなぜ継続されているのですか?
 これらの質問に正解はありませんが、それぞれが考えていただくことによって、ロータリー
の良さや、課題、魅力が出てくるのではないかと言われていました。
私の中での答えは、次の
とおりです。

 @西脇の信頼している先輩が誘ってくださったから
 A
自分の職業を活かしながら、どういう地域貢献ができるかを常に考え自己研鑽を積んでい
  る方

B地域の為、世界の為に自分たちがお役に立てることを常に考えながら汗をかき、お金を出
  し、一生懸命やっている団体

 C先に述べたことが魅力的だから

 小野加東ロータリークラブは60周年の山を迎えられて、さらなる高みを目指していかれるこ
とと思いますが、今後こうありたいというビジョンを作り、皆様で共有して毎年ス
パイラルア
ップしていただきたいと思います。
来年612日からは台北で国際大会があります。皆様とも一
緒にロータリーの深い世
界や、世界のロータリアンとの繋がりも意識しながら、おいしいお酒
を飲み、次年度にむ
けての区切りの時間を共有できたらと思いますので、参加よろしくお願い
いたします。
始まったばかりですが、東播第3グループの代表として、頑張っていきますので心
からのバックアップをよろしくお願いしたいと思います。本日はありがとうございました。



2019-20年度 浅木幸雄ガバナー公式訪問例会



先ほど加納会長からご紹介いただきました、2019-20年度のガバナーを務めさせていただきま す浅木です。よろしくお願い致します。
   この日に入会式を行ってくださいと依頼され、こんな光栄なことはございません。きっと今日  入会のお二人は、素晴らしいロータリアンになられることと期待しています。
   小野加東ロータリークラブからは小西龍機さんを戦略計画委員会に、宮岡督修さんをロータ リー財団ポリオプラス小委員会に地区委員として選出していただいており、大変心強く思って います。現在49名とのことですが、会員数目標の50人はゆうに超えると思っています。
   さて、ロータリークラブの例会開会の際にはゴングを鳴らされると思いますが、私はこのゴ ングの色・形・音が大変気に入っております。このゴングは来年100周年を迎える東京ロータリ ークラブが、皆さんを”つなぐ”ものとして34個作り、各地区に配布したものです。つないで 喜んでいただく、まるでオリンピックのトーチのような役割なのです。
   今年、マローニーRI会長が四つの願いをおっしゃっていました。一つは「会員増強」があり ますが、これは単に増やすのではなく、未加入の職業分類分野の方の加入を促進していただき たいということです。しかし、いくら増やしても退会者が出ればまた減ってしまいます。むし ろ退会者を防止する策を講じてほしいとおっしゃっていました。
   二つ目は、「家族」にもロータリーの良き理解者になってほしいということです。そして、
 その身近なところから輪を広げていっていただきたいと思っています。

   三つめは、それぞれの会員の「職業」がロータリーを通じてうまくいくように、ロータリーが 生かせるようになっていただきたいということです。
   最後の四つ目は、今年75年になる「国連」とのつながりです。できた当初、多数の方がロー タリアンでした。「国連」とは古くから繋がっています。是非共闘して、掲げる”持続可能な 開発の標榜”に共に取り組んでほしいということです。
   地区としても「つなぐ」をメインテーマにとして、地域とつながり、多様性に富んだ組織に
 変革していきたいと思っています。

   今から50年前に初めて日本からRI会長になられた東ヶ崎 潔さんのテーマが「パティシペイ ト」と言う言葉でした。これは「参加しましょう」と言う意味です。参加して色んなものを乗 り越えていかなければ、ロータリアンとしていいものがつかめないということです。これから
 
6月にハワイで開催される国際大会、あるいは11月に神戸で開催されるRI会長も出席されるロ ータリー研究会などにもぜひ参加してください。よろしくお願いします。
  本日はありがとうございました。



   



2018-19年度 矢野宗司ガバナー公式訪問例会

  

先ほど北野会長が鳴らされた鐘は2020年の日本のロータリー100周年を記念して、100周年実行委員会と東京ロータリークラブによって作成されたものであり、台座には2680地区の各クラブの名前が創立年度順に刻まれています。本年度と来年度の2年間、公式訪問にこの鐘を持参して、クラブの会長に点鐘をしていただくように、要請を受けております。

  ■前進の刺激剤になろう
    さて、本年度の国際ロータリー会長はカリブ海、バハマ出身のバリーラシン氏です。そし  て、本年度の国際ロータリーのテーマは、「BE THE INSPIRATION(インスピレーションに
  なろう
)ですが、日本人には馴染みにくい表現です。これを理解するためには、昨年のアト
  ランタ国際大会でこれからのロータリーの方向性を示して強調された
4つの言葉がキーワー
  ドになります。すなわち、
connect(つながる)end polio(ポリオ撲滅)transform(変革する)   inspire(刺激を与える)です。バリーラシン会長はその4つ目のキーワード、inspireを踏まえ
  て、
BE THE INSPIRATIONをテーマとしました。
    従って、BE THE INSPIRATIONとは、「前進への刺激となる活力になろう」といことを意
  味し、ロータリアンとしては、自らが人々を導く活力となり、ロータリーとし
ては、地域
  社会や国際社会をより良くするための活力となる団体になろうと捉えること
ができます。

My ROTARYの登録推進
    また、バリーラシン会長は、120万人の全会員がつながり、潜在力を最大限に発揮するよ
  うに
inspireすることができれば、ロータリーはさらに飛躍できる、また、世界中でロータリ
  ーが行っている素晴らしい活動について世界がきちんと理解できるように、
ロータリーの実  績をPRしてほしいと訴え、RIとクラブのつながり、すなわちconnect を訴え、公共イメージ
  と認知度の向上を強調されました。
このconnectを強めるため、私は今年の地区方針の一つ
  に
My ROTARYの登録率50%以上を掲げました。当クラブの登録状況は現在30.43%であります。  登録率の向上にご協力をよろしくお願いします。
    さらに、二つ目の方針として、ロータリーのプログラムを積極的に支援することによって  、ロータリーと青少年、地域社会、国際社会とのつながりを強めていきたいと思います。
   インターアクトにおいては、
81日〜6日にタイのスタディーツアーを行いました。また、  本年度はローターアクトクラブを公式訪問し、ロータリーとのつながりを強めたいと考えて  います。そして、青少年交換においても本年度は例年より多い8名の交換を行っています。

11月にHYOGOフェスタ開催
    バリーラシン会長の強調する項目に「ロータリーデー」の開催があります。クラブである  いはグループで、さらには地区で大規模なロータリーデーの開催をし、公共イメージの向上  を図ってほしいと呼び掛けています。
    地区ではガバナー行動指針として、「変化Change)を恐れず、変化をリードし、新たな機
  会
Chance)と捉え、挑戦Challenge)していく」を掲げました。そして、それをもとに4つの方
  針、さらに
8つの変革、3つの挑戦を掲げました。詳細については、ガバナー月信をご覧くだ  さい。
   そして、その挑戦の一つがロータリーデーとしての「HYOGOフェスタ」の開催です。本年  度の兵庫県政150周年を祝い、1134日にメリケンパークで兵庫県政150周年記念事業とし  て開催し、公共イメージと認知度の向上を図りたいと思います。HYOGOフェスタの成功に向け  て是非とも皆様方のご協力をよろしくお願い致します。
    また、もう一つの挑戦が地区大会を私の地元である加古川で開催することです。従来の神  戸での開催と違い、メンバーが手作りで準備を進めています。それがまたメンバーの活性化  にもつながっています。是非、インスピレーションをもたらす大会にしたいと思います。
   最後になりましたが、一年間の皆様のご協力をお願いして、
ガバナー訪問の挨拶とさせて  いただきます。

   



2017-18年度 瀧川好庸ガバナー公式訪問例会


         

 2017年1月中旬の1週間サンディエゴで国際協議会があり、また6月にはアトランタで国際大会がありました。国際ロータリーの2つの世界大会に出席し、まず思ったことは、いかにロータリーが世界的な規模であらゆる人種に支持されているかということでした。私も世界のロータリアンであるということを強く印象付けられました。
 さて、2016年5月に規定審議会が開催されましたが、この審議会で様々な規定が大きく変更されました。ここでは詳しく触れる余裕はありませんが、ロータリーの潮目がかわったと言われるほどの変更で、いい言い方をすれば規定の柔軟な適応ということでしょうが、従来の規定を順守したい身からしますと、顔をしかめたくなるような変更でしょう。詳しくは他に譲りたいと思います。
 本年度のRI会長イアン・ライズリー氏はオーストラリアの方ですが、彼の本年度のテーマはROTARYMAKING A DIFFERENCE 「ロータリー、変化をもたらす」です。その優先事項ですが、1、クラブのサポート強化(若年会員の勧誘、女性会員の増加、多様化など)2、人道的奉仕の重点化と増加(継続性ある奉仕、ポリオ撲滅がその代表例)3、公共イメージと認知度の向上(広報活動に努める)この3つの優先事項の中核には「親睦」「高潔性」「多様性」「奉仕」「リーダーシップ」を置くとしています。そして珍しい提唱ですが、ロータリアン1人につき1本の木を植えようと言われました。環境悪化、地球の荒廃への懸念を示されました。
 こうしたRI会長のお考えを踏まえて、地区の方針として次の3つを根底に置くといたしました。1、継続性、2、交流促進、3、多様性の3つです。ロータリーは「未来の夢計画」以来、単年度から複数年度に制度が移行しています。そうなりますと当然、持続性継続性ということになります。また、個人ないしクラブ単位の奉仕から、他クラブないしグループでの活動という方向性にあり、そこから交流促進クロスプロモーションの考え方が生まれてきます。委員会の合同開催や協働セミナーが多く開かれるようになっています。またこの動きは当然多様性をもたらすことになります。
 以上のような動きを踏まえながらクラブの皆様にお願いすることは、1、学友関係に目を向け、若い会員、女性会員の勧誘。2、奉仕にあたって補助金活用を積極的に。3、ロータリーを少しアピールすること。4、My ROTARYなどによるロータリー情報の積極的な収集。5、1人1本の植樹、複数クラブや、他組織との協働で。6、会員減少による財政的な困窮解決方法として、事務所の共有化等など。
 最後に国際協議会で得たロータリー財団管理委員長ポール・A ネチェルが紹介されたリンドバーグの物語から、寄付ばかりでなくその他の様々な多くの人々の協力が大きな事業を成功させるということをもって、スピーチを終わります。

     



2016-17年度 室津義定ガバナー公式訪問例会



 本年度はロータリー財団創立100周年に当たり、全てのロータリアンにとって記念すべき年です。それぞれの立場でお互いに協力してロータリーの目標達成とクラブ及び地区の発展のために頑張りましょう。今年度の国際ロータリーのテーマと目標、地区活動方針をお話しします。

人類に奉仕するロータリー      ROTARY SERVING HUMANITY

ジョーン・ジャーム国際ロータリー会長は次のように述べられています。
 ロータリーは1985年からポリオ撲滅を最優先事項として取り組み、1988年からは国際ロータリー、WHO、ユニセフ等を主要なパートナーとして世界ポリオ撲滅推進計画を進めています。そして1985年には15ヵ国で35万人以上の子どもがポリオに感染していましたが、2015年の段階では野生型ポリオウイルスの常在国はアフガニスタンとパキスタンのみとなり、本年8月ナイジェリアで新たに発症が確認されたものの、ポリオ撲滅は目前です。小西龍機ポリオプラス小委員長のもとで、更に寄付を頑張って撲滅計画を推進しましょう。
  ポール・ハリスが111年前にロータリーを創設した目的は「価値観を分かち合う人を見つける」ことであり、今日も人々がロータリーに入会する理由となっています。そして、誠実さ、多様性、寛容、友情、平和を信じ、人生の最大の目的は「人類のために奉仕する」ことだと信じている人々と出会うことです。
 ロータリーは変革を遂げ、時代の変化に対応し、前進しています。しかしロータリーの奉仕の理念は不変です。多様性を強みとするロータリーは今も「職業分類」を基本としています。高い倫理基準は、時代を超えた価値観であると信じる私たちは、今も「
4つのテスト」を壁に掲げています。そして何よりも、ポール・ハリスが信じたのと同じように、人生最大の目的は「人類に奉仕する」ことだと信じています。このような理由から2016-17年度RIテーマを「人類に奉仕するロータリー」としました。

2016-17年度ロータリーの目標
 RIテーマを実践するために、本年度ロータリーの目標、ロータリー財団100周年の目標及び会長賞が設定されています。地区およびクラブはそれらを指針としてロータリー活動を実践することが期待されています。

地区重点目標
 ロータリーの方針を踏まえて、本地区が取り組むべき喫緊の課題は以下の通りです。
 ・ロータリー財団100周年祝賀への取り組み
    財団100周年祝賀を実施し、ロータリーの公共イメージと認識を高め、ロータリー財団の補  助金を利用した奉仕プロジェクト活動を通じて、クラブ及び地区の活性化を目指し、メディ  アを積極的に使って地域住民へのアピールを行いましょう。
 ・オンラインツールの活用
    クラブ及び地区が紙ベースで報告書を提出する代わりに、国際ロータリーのオンラインツ  ールを利用します。すなわち、クラブ会長にMy Rotaryへのアカウント登録をしていただき、  クラブの目標設定及び成果報告を「ロータリークラブ・セントラル」に入力していただきま  す。
 ・青少年交換
    青少年交換を持続的に実施するための体制整備を行っていただきます。  

地区活動方針
 今年の地区活動方針は以下に要約されます。
  1RIテーマを実践し、ロータリーの目標を達成することを目指して、ロータリー活動を推進   する。
  2.会長賞に応募できるように、クラブの活動目標を設定し、実践する。
  3.地区重点目標を達成する。

 国際ロータリーの定款が一部変更になりました。よく協議されたうえでクラブ細則の見直しを検討ください。
 また、来年の34日に地区大会が行われます。講演会はIPS細胞由来網膜色素上皮細胞移植治療に取り組まれている高橋政代氏を講師にお迎えして行います。
 



2015-16年度 丸尾研一ガバナー公式訪問例会



私はロータリークラブ入会
26年になりますが、ロータリーとは何かということをずっと考えてきました。人生には、物事を一変させるような、極めて重要な瞬間があります。その後のあらゆる経験は、この瞬間を基軸として測られることになります。

私にとって、人生のターニングポイントはロータリークラブへの入会でした。あらゆる人生観、価値観が変わり、多くのものを授かりました。ロータリーは一つの人生哲学であり、私たちが人の心の美しさを学ぶためにあると考えます。そのために毎週の例会があり自己研鑽をはかり心を育てる場所であります。

110年前、ロータリーは友との集い「例会」から始まりました。それは今でも変わりません。ロータリーへ入会するということは、例会に出席するということです。クラブがあって例会が開かれるからあなたが出席するのではありません。あなたが出席するために例会が開かれているのです。例会は、ロータリーの出発点です。例会がなければクラブは成立しません。どんな大きなクラブでも土地も建物もありません。

私はビジネス社会に生きています。日々競争にさらされていますので、私にとって例会は非日常の世界であり、心のオアシスでもあります。これからの私の人生は恩返しをしなくてはなりません。

ここで今年度RI会長K.R.Ravindran氏を紹介します。彼はスリランカ、コロンボロータリークラブ所属であり、プリントケアという会社のCEOであります。この会社はティーバッグの印刷と袋を日産一億袋以上生産しており世界的なシェアを持っています。私たちもどこかで彼の会社に貢献しているかもしれません。

今年度のRIテーマは、Be a gift to the world「世界へのプレゼントになろう」というシンプルで深いテーマです。K.R.Ravindran会長は、このテーマを考えているとき、ヒンドゥー教を通じて学んだ教訓を思い出しました。これは非常に貧しい少年スダマの物語ですが、これは今月の月信に書きましたので割愛させて頂きます。

今年の118日、国際協議会においてRavindran会長はスピーチの冒頭からこう言われました

「私たちの命は永遠でなく、人生にはいつか終わりが訪れます。そしてその終わりは思ったより早く訪れます。しかし、そのことを忘れがちです、この限られた人生をどのように過ごしたらいいのでしょうか。」

ロータリーで私たちは善き行いを目指しています。大勢の人に人間の尊厳を与えたアブラハム・リンカーン。疎外された人たちに慈悲の心を捧げたマザー・テレサ。虐げられた人たちに平和的な変化を与えたマハトマ・ガンジー。彼らは皆、人びとのために人生を捧げ、自らが世界へのプレゼントとなって、自分自身を捧げました。何よりも大切なことは、品物でもなく、お金でもなく、自分自身を捧げることです。ただ「手渡す」のと「手を差し伸べる」のには大きな違いがあります。特に、思いやりの心をもった温かい手であればなおさらです。だからこそ、皆さんにお願いします「世界へのプレゼントになろう」  

私たちの第一の課題、そして最も重要な課題は、ポリオの撲滅です。25年以上前に私たちがポリオ撲滅の誓いを立てたとき、125ヵ国にポリオが常在し、毎日1000人以上の子どもがポリオによる麻痺障害を患っていました。現在、ポリオ常在国は3ヵ国、そして昨年のポリオ症例数はわずかとなりました。そのほとんどは、パキスタン一国から報告されたものです。この国で私たちが闘う相手は、ポリオウイルスだけでなく、無知、残忍さ、抑圧の力です。私たちの課題は、ワクチンを子どもの口に届けるだけでなく、殺戮者たちから予防接種従事者を守ることでもあります。パキスタン政府と市民は、ロータリーとともに、ポリオのない未来を実現するために力を尽くしています。私たちは闘い続け、必ずや勝利します。なぜなら、私たちは、ポリオのない未来をプレゼントすると世界の子どもたちに約束したからです。 

ロータリーは膨大な可能性を秘めています。しかし、多くのクラブや地区の現実に目を向けると、ロータリーのあるべき姿が映し出されていません。当組織を形づくった基本に立ち返る方法を見つける必要があります。それは、人生のあらゆる場での高い倫理基準、そして、各クラブに会員の多様性をもたらす職業分類です。これらは、会員増強の足を引っぱる障害に過ぎない、と見られることがあまりに多いのが現実です。しかし、これらはロータリーの成功に欠かせない要素であり、なおざりにすれば、自らの存在を危うくすることになるでしょう。これを受けて、当地区でも現代に合った職業分類表の推奨版を作成する予定です。

私たちには選択肢があります。授けられたものを自分の元だけにとどめるか、またはそれを生かして自らが「世界へのプレゼント」となるかです。私から皆さんへのお願いは、授けられたものを、入念に、賢明に、そして惜しみなく生かすことです。

Be a gift to the world 「世界へのプレゼントになろう」


2014-15年度 滝澤功治ガバナー公式訪問例会




■ロータリー自体が輝く存在に
 今年度のRIの
Gary C.K. Huang会長のテーマはLIGHT UP ROTARY!」「ロータリー に輝きを!」です。会長は、このテーマについて「貧困や飢餓などの世界 中の暗闇にロータリーの光を当てよう」と話されました。会長はこのようにLIGHT UPという言葉を暗闇に光を当てるという意味で使用されていますが、その意味は人道的奉仕活動を推進しようというように理解できます。
 私がそのように理解するのは、国際ロータリーが現在、最も重点を置いている活動がこの「人道的奉仕活動」であるように思われるからです。すなわち、国際ロータリーは2010年にロータリーが現在どういう状況にあり、今後どの方向に、どのように進むのかを明確にするために「戦略計画」を策定しました。

人道的奉仕活動に重点
「戦略計画」は「3つの優先項目」と「中核的価値観」で構成されています。「3つの優先項目」というのは文字通り国際ロータリーがこれから最優先に取り組んでいこうとしているものを示していますが、その中の一つに「人道的奉仕の重点化と増加」があります。
 また、この「戦略計画」が策定されるのと合わせて、ロータリー財団は「未来の夢計画」を策定しました。この「未来の夢計画」は6つの重点分野を掲げていますが、疾病予防、水と衛生設備というように人道的奉仕活動を中心に据えています。これらの一連の流れからすると、国際ロータリーの活動は全体として明らかに人道的奉仕活動に最も重心を置いていることは明らかだと思います。
確かに人道的奉仕活動は重要であり、賞賛すべき奉仕活動です。しかし、私たちロータリーが人道的奉仕活動を行うとしても、私たちはロータリーがロータリーであるがゆえに参加し、その一員になっているのではないでしょうか。  

■「高潔性」を最重要視
 あらためて「戦略計画」を見ると、そこにはロータリー創立以来の不変のロータリアンの精神的基盤として、5つの中核的価値観、すなわち親睦、高潔性、多様性、奉仕、リーダーシップが掲げられています。この中で、「高潔性」がロータリーにおいて最も重要視されるべき価値観であることは「ロータリーの目的」や、ロータリアンの行動準則として定められている「ロータリーの行動規範」の規定からも明らかです。「高潔性」はロータリーの価値観を最もよく表し、ロータリーをロータリーたらしめる所以のものであり、これこそ職業奉仕の理念に相違ありません。
 
私たちは、先ずは職業奉仕の理念を学んで自分の人格を磨き、私たちのロータリーを明るく光輝くものにした上で、世界中の暗闇に光を当てる努力をしなくてはならないと思います。
■何か新しいことをしよう!
 私は今年度、ガバナーとしての基本的な行動方針として“TRY SOMETHING NEW!”(何か新しいことをしよう!)と訴えています。多くのクラブが会員の減少に直面していますが、前年度と同じことを繰り返していては、私たちのロータリーは輝きが衰え、その魅力を失ってしまいます。何か新しいことを考え、実行してください。
 例えば例会の段取り一つでも、みんなで知恵を出し合い、やってみましょう。みんなで議論すれば、そこに集中力も生まれ、活力も生まれてきます。何か新しいことをすることを、クラブの活性化のきっかけにしてください。  

■研修制度の充実図る
 今年度の地区運営については、私は研修制度の充実を特に強く訴えています。一人でも多くの会員に研修の機会を提供するために、奉仕活動全般の合同セミナーや職業奉仕セミナーを地区内数カ所で開催します。多数の会員の参加を期待しています。
 また今後、地区大会や国際大会、さらには今年度国際ロータリーが提唱している「ロータリーデー」の開催等で、貴クラブの皆さまには格別のご協力をお願いすることになろうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 

ガバナー公式訪問例会「大室
Rガバナーを迎え

 国際ロータリー第2680地区 大室 Rガバナー公式訪問スピーチ

 小野加東ロータリークラブの皆様、こんにちは。国際ロータリー2680地区ガバナー、宝塚武庫川RCの大室 Rです。

 先ほど甲山正則会長、宮岡督修幹事と親しく会長幹事懇談会を持たせていただきました。甲山会長
50年を超える歴史と伝統あ るクラブの会長として、まことにふさわしい方です。

 皆様はこの甲山会長を盛り立てて、ロータリーを楽しんでいただければ、きっと大きな成果の上が る年度になることを確信いた します。

 次に当クラブから地区委員として協力していただいている方は、松井英樹さんには

研修委員会を、小西龍機さんにはクラブ奉仕委員会をそれぞれお願いしております。よ

ろしくお願いします。そして、小西龍機さんには東播第3グループガバナー補佐もお願

いしております。小西さんにはグループ内のことに関して、いつも正確で適正な報告を

頂いています。これからもよろしくお願いします。

その小西さんの当クラブの評価は、我田引水になりますが、小野加東ロータリークラ

ブがこれほどしっかり活動しているとは思っていませんでした。ということで、最高の

評価となっています。

私も公式訪問報告書と今日の会長幹事懇談会から、小野加東RCは素晴らしいクラブ

であると判断しました。

 

RCの仲間が人生の助けに

それでは、本題に入ります。今回は簡単な自己紹介の後、RI会長ロンD・バートン

さんのRIのテーマの説明、そして私のロータリーに対する考えをお話しいたします。

私はロータリーに入って35年になります。外科医で、職業分類は病院です。大学卒

業後は阪大病院、兵庫医大病院、市立芦屋病院、堺の大阪労災病院で勤務しておりまし

たが、38歳の時に父を亡くしまして、長男であった私が跡を継ぐことになりました。経

営のことなど全く素人でしたから、まさに暗中模索の毎日でした。

  そんな時に「新しいロータリークラブをつくるから入らないか」という誘いを受けま

して入ったのが、今の宝塚武庫川ロータリークラブです。チャーターメンバーは30

で、39歳の私は若い方から2番目でした。クラブの皆さんは人生経験の豊富な人たち

ばかりでしたから、私にとっては一度にすばらしい兄や父が28人もできたも同然でし

た。

こうした多くの人生の先輩たちとの出会いが、すべてが手探り状態だった私にとりま

しては大きな助けになりました。職業奉仕という言葉も、病院を経営していく上では大

変新鮮でした。そして、ロータリーの心、特に4つのテストに沿って患者さんや病院ス

タッフに接してまいりました。

今振り返ってみますと、ロータリーがあったからこそ、この30年以上にわたり、充

実した日々を送ることができたと思っています。そして今では、4つのテストが私の座

右の銘となっています。

 

まずはロータリーを実践

それでは今年度のRI会長ロンD・バートンさんについてお話しします。バートンさ

んはアメリカの弁護士さんです。1979年にオクラホマ州のノーマンロータリークラブ

に入会されました。4年後にクラブ会長、そして、早くも入会して8年で地区ガバナー

となっておられます。そのあとはRIの要職、特にRIの現在の路線、ポリオの撲滅・RI

の戦略計画と未来の夢計画の作成にこの26年間深く関わってこられました。

  実はこんなバートンさんですら「入会して1年半ほどで退会を考えた」と言われてい

 ます。それは「昼食を兼ねた例会に出席するだけで、何のために貴重な時間を使ってい

るのか」と大変悩まれたそうです。

そのことを入会を勧めてくれた人に相談しましたところ、それならロータリー財団の

仕事をやってはどうかと言われ、翌年からクラブ財団委員長となり活躍をしていく中で

大きく変わっていかれました。バートンさんは「ロータリーで何かを実行すれば、社会

に大きな変化をもたらすことができる」と語っておられます。

  そんなロン・バートンさんの今年度のRIテーマは“Engage Rotary, Change Lives

“ロータリーを実践し みんなに豊かな人生を”です。

  バートンさんはこう語っています。「ロータリーに真に打ち込めば、その人の人生は変わっていくでしょう。そして、ほかの多くの人々の人生も変わります。しかし、最も人生が変わったのは、ロータリアンあなた自身なのです。」

  バートンさんはこうも言っておられます。「ロータリーを実践するとは、ロータリーの奉仕活動に関わることです。ロータリーの奉仕活動には、いろいろあります。それは五大奉仕のすべてです。」つまり、クラブ奉仕や職業奉仕も含んでいることを示しています。

  そして、このテーマの私の解釈は、“Engage Rotary, Change Lives”はロータリーの

奉仕の哲学、奉仕の理念“Ideal of service” を具体的に表したものです。

まず最初の句「ロータリーを実践し」の Engage Rotary はロータリーの哲学の第

1モットーである「超我の奉仕」“service above self”を表しております。全句では、第

2モットーである「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」シェルドンの提唱した

They profit most who serve best”を表します。そして、第2モットーの中のprofit

とは本来、利益を得るという意味ですが、ポール・ハリスも「この場合の profitとは、

ドルでもセントでもない。それはお金ではなく、人生におけるsomethingなのだ」とい

っています。

つまり、心豊かになる、幸せになる、人生における大切なものということです。本当

に素晴らしいテーマです。

  今年度のテーマピン、テーマフラッグの公式の説明は、

: はバートンさんの出身校オクラホマ大学のスクールカラー、バートンさんからも

らった、私の締めているネクタイは、今年度の公式ネクタイですが、同じくオクラホマ

大学のスクールカラーの赤です。

: はオクラホマの澄みきった青空をイメージしたオクラホマ州の州旗の青い色

を表しております。

中央はロータリーマークをロータリアンがEngageする様子が描かれています。Engageとは、本来、婚約する、約束する、取り組むという意味ですが「歯車をはめ込む」「歯車を回す」という意味に使われています。そして、このフラッグは、ロータリアンが大勢の人々の人生をより豊かなものに変えることを表す。ということです。

 

ポリオ撲滅の正念場

  さて、ロータリーの今年度は大きな変革の年であると同時に、ポリオ撲滅に向けての

 ラストスパートの年であると言われています。

  まず、ポリオについて述べます。ロータリーのポリオへの取り組みは、ポリオプラス

プロジェクトとして26年前に本格的に始まりました。バートンさんはその時のガバナ

ーエレクトでした。そして先ほど述べましたように26年間、ずっとポリオに関わって

こられました。バートンさんは、今年度のRI会長として、自分の年度にはポリオを絶

対撲滅させるのだと強い決意を表しておられました。

確かに26年前は、世界中の多くの国々で毎年35万人もの子供がポリオに苦しみまし

た。私たちはこの26年間で、20億人もの子供に生ワクチンを投与しました。その努力

の結果、やっと昨年1年間でポリオの患者が223人にまで減りました。今年に入ってか

らの発生は820日現在192人です。これは、昨年を超す勢いです。昨年までの常在

国のアフガニスタン、パキスタン、ナイジェリアでは71人と減っておりますが、今年

に入って新たにアフリカ東海岸のケニア12人、エチオピア1人、そして、ソマリアで

はなんと108人の発生がありました。 

皆さんご存知の通り、ソマリアは今、無政府状態に近く、海賊が横行しているところ

です。今、ロータリーはWHOを通じて、ソマリアに50万米ドルの緊急支援をし、子

供たちに生ワクチンの投与を始めております。

ポリオの特性は、ウィルスに感染しても10%しか発病しません。それも、少し熱が出

る程度で済みます。障害を残す人はその中でもごくわずかです。つまり、ウィルスに感

染していても症状のない人がたくさんいるということです。誰がウィルスを持っている

のか分かりません。それが、ポリオウィルスの撲滅を難しくしているところです。あと

少しです、と言われていますがなかなか難しいようです。

天然痘は、地球上から完全に撲滅できましたが、感染するとほとんどの人が発病しま

す。全身に醜い発疹が出ます。この人達を治療すれば良いのです。ですから、ポリオに

比べ、地球上から比較的容易に撲滅できました。 

ポリオはウィルスを持っている人の便からうつります。衛生状態の悪い所ではすぐに

広がります。ですから、ポリオウィルスを放置しておきますと、すぐに元の状態に戻り

ます。私達にはあとまだ数億ドルあるいは、それ以上のお金が必要であるとも言われて

います。 一層のご協力をお願いします。

 

未来の夢計画は外部も高く評価

そして、今年度のロータリーには大きな変革が3つあります。それは、

1 未来の夢計画が全世界のクラブでスタートしたこと。

2 RIの戦略計画の見直し 

3 規定審議会での定款・細則の見直し です。

  まず、未来の夢計画ですが、ロータリー財団は1917年にアーチC.クランフが世界で

良いことをしようと、基金を作ることを提唱しました。2017年には100周年を迎えま

す。この記念すべき時にあたり、より取り組みやすく、私たちの財団と実感できるよう、

さまざまな工夫がなされています。

これは100のパイロット地区で3年間実施されましたが、97の地区から大変よかっ

た、クラブが活性化したと高い評価を得ております。つまり、97%の地区が素晴らしい

と評価しました。

また、未来の夢計画は今年、アメリカでエジソン銀賞を受賞しました。エジソン賞と

はあの発明王トーマス・エジソンにちなんだ賞です。未来の夢計画は人々の生活を画期

的に変える仕組みであると評価されたことが受賞の理由です。つまり、ロータリー以外

の世界でも高く評価され、賞賛されたわけです。ですから、未来の夢計画は素晴らしい

ものであると自信を持ってこれからも取り組んでください。

次にRI戦略計画の見直しですが、私は2010-13年版のRI戦略計画は本当に良くで

きていて、ほぼ完成に近いものではないかと思っていました。ロータリーの108年の歴

史で、変わってはいけない部分をしっかりと踏まえており、国際ロータリーがつくった

立派な組織文化論であると思っています。

  今回、RIの戦略計画に対して2,000人のロータリアンのアンケートの結果が出ました。そして、2010-13年版は97%の人が素晴らしい、RIは正しい方向に進んでいると答えました。そこでRIは、2010-13年版は変更しないことに決定しました。ただ、この戦略計画を理解している人は56%で、26%は知らないと答えています。

当地区でも、5月のクラブ奉仕セミナーで、南園義一RI元理事に解説していただきましたが、なお一層の周知徹底が必要であると思われます。

  そして3つ目は今年4月、規定審議会が開催されまして定款・細則が見直されたこと

です。200近い案件が出ておりましたが、これはと思われるのを1つだけ紹介します。

13-43 2013年規定審議会の43番目の案件ということを表していますが、仕事をし

たことが無い人、または中断している人を正会員として認める件、つまり、専業主婦も

入会させようということです。フランスからでた案件ですが、これがなんと359165

の大差で通りました。本当にロータリーも門戸が広がったといえます。その他、詳細は

2013年規定審議会報告書をお読みください。

 

「原石」見つけ育て上げよう

次に私の運営方針を述べます。今、特に当地区で今やらなければいけない大きな問題

は、3つあります。

1つは会員の増強です。バートンさんは、こんなことも言っています。「高校時代、国

際キワネスクラブの青少年プログラムで、キークラブで活発に活躍していました。当然

自分はロータリアンではなく、キワニアンになると思っていました。しかし今、国際ロ

ータリーの会長エレクトとしてここに立っています。これは何故だかわかりますか。そ

の理由は、誰もキワニスクラブには誘ってくれなかったからです。私を誘ってくれたの

は、ノーマンロータリークラブでした。今日、ここに居るのは、入会をロータリーから

勧められたからです。ですから、まず皆さんも声を掛けることです。会員増強は他の誰

の仕事でもありません。私たち会員一人ひとりの仕事です。私達に与えられた仲間を増

やすチャンスなのです。」と。私もその通りであると思います。皆さん、ぜひこのチャン

スを生かしてください。

  今年度7月1日の地区の会員数は、2,854人です。昨年の71日に比べ45人減っ

ています。地区目標でありました3,000人に対し146人も足りません。各クラブ1名以

上とお願いしていましたが、ここに来て、2名以上の増員を図っていただくことをお願

いいたします。

そのためには、若い人、女性をターゲットにしてください。また、青少年プログラム

から将来のロータリアンを育てる、つまり、私たちが青少年のプログラムからロータリ

ーの会員をつくるということです。最近、バートンさんから私たち世界中のガバナーあ

てに、学友からロータリーの会員をつくるようにとのメールを頂きました。そのために

はロータリーの会員になるようないい原石を見つけ、プログラムに参加させ、それを磨

いて育てなければいけないということです。

そして、私、ガバナーの任務には拡大があります。私はEクラブも含めまして、新

しいタイプのクラブの結成を目指しています。 

ここで、まことに残念なことをお伝えします。それは、淡路北RCがこの930日付で国際ロータリーを退会しました。会員数12名まで減っておりましたが、若い会員の入ってこないクラブに未来はない、との理由によるものです。私も思いとどまるように努力いたしましたが、残念です。

そして2つ目は、新しいソーシャルメディアの活用によるロータリーのブランディン

グと公共イメージの向上です。今年度に入り、ロータリーのブランド力を高めるため

にロータリーのロゴマークの使い方が変わりました。各クラブ会長宛に情報を流してお

きました。皆様もご確認ください。

そして、今の若い人は、新しいソーシャルメディアでつながっています。若い会員の

多いクラブになるためには、ぜひこれを活用してください。

3つ目は、寄附金についてです。ロータリー財団と米山記念奨学会への日本の昨年の

一人当たりの寄附の実績は、平均ロータリー財団が13,739円、米山は15,046円となっ

ております。そこで当地区でも、それぞれ一人15,000円以上計30,000円以上をお

願いしております。小野加東ロータリークラブの皆様も、ご検討ください。

ロータリー財団でよく言われる言葉です。「お金があってもロータリーの奉仕活動は

できない、心がなければできない。しかし、心があってもお金がなければ何もできない。」

まさにその通りです。どうか今年度もたくさんご寄付いただき、いいプロジェクトをど

んどん計画してください。

 

奉仕を通じて生まれる親睦

さて、ロータリーは皆さんご承知の通り、ポール・ハリスが心が通う友を求めて、3

の仲間と新しいクラブをつくったのが始まりです。1905年のことでした。会員は一業

種から1人で、同じような考え方を持つ人が会員として選ばれました。

  当初、会の目的は相互扶助と親睦でした、つまりクラブの仲間だけが栄え、自分たち

だけが楽しかったら良い、というものでした。

しかし、入会前のドナルド・カーターという人に自分たちだけが良かったら良いとい

うクラブに未来はない、一業一人なら、このクラブに入れない人はどうするのだと指摘

されまして、ポール・ハリスは「世のため、人のため」を考えなければいけないことに

気づきました。ロータリーに「奉仕」というもう一つの概念が加わりました。これが、翌年の1906年のことでした。奉仕の概念が加わったことで、ロータリーがシカゴだけにとどまらず、世界中に広がっていくきっかけとなったのです。

  1908年にサンフランシスコに2番目のクラブができて、ポール・ハリスの言葉によ

ると「稲妻が瞬く間に空を切り裂くように」その後世界中に次々と新しいクラブが誕生

し、今では世界200カ国以上におよそ34000のクラブ、120万人もの会員を持つ国

際ロータリーに発展しています。その一つが小野加東ロータリークラブです。

  このことからも、ポールの気持ちを大切にするなら、ロータリークラブは単なる親睦

だけの社交クラブであってはならないのです。奉仕と親睦がなければいけないのです。

つまり、奉仕活動をする中から親睦が生まれるのが、ロータリーの親睦の理想の形です。

 

大切な寛容の精神

  それでは、次に、ロータリーの多様性について述べます。ポール・ハリスのつくった

初期のロータリーは、先ほどお話ししました通り、同じ考えを持った、同じような人を

会員としました。そして、職業にだけに多様性を求めました。

しかし、今ロータリーはすべてに多様性を求めています。ロータリーにはいろいろな

考え、種類の人が居ていいのです。ロータリアンはすでに社会のリーダーです。みんな

それぞれにすばらしい素質、資質を持っています。しかし、いかに優れた人であっても、

受け入れ難い部分を持っているかもしれません。

こんな時、ロータリーでは、その人の良い点、尊敬できる部分のみに目を向けて、共

にクラブライフ、特にロータリーの根幹でありますクラブ例会を楽しみましょう。

ロータリーの寛容の精神で? 

ポール・ハリスも「ロータリーは、私の少年時代のニューイングランドの人々の特性

であった、寛容と善意と奉仕の精神から生まれたものである。」と語っています。この寛

容の精神こそ、会員の維持にもつながる、一段高いロータリークラブのあり方ではない

かと考えています。

  そして、私たちのロータリー人生はマラソンと同じです。山もあり、谷もあります。リズムが必要です。急ぎすぎて息切れしてはいけませんし、ましてやリタイアや棄権はいけません。職業人である私たちは、私たちの生活の中の一部分としてロータリーに関わっていくべきです。

今の自分に出来ることは何なのかをよく知って行動することで、自分自身が、そして

周りの人々が変わっていく喜びを実感していただけると思います。

これが、“ロータリーを実践し、みんなに豊かな人生を”につながります。

  さて、2014年、来年31日、2日とポートピアホテルで地区大会が、そして、6

1日から4日間、シドニーで国際大会が開かれます。いずれにも、小野加東ロータリー

クラブの皆様の多数のご参加をお願いいたします。

  今、私は少しもぶれることのないバートンさんを尊敬し、大変好きになっております。

そのバートンさんの言葉を皆様に最後にお贈りいたします。 

「ロータリーの奉仕活動は、私たち一人ひとりから始まるのです。そして皆さんは、ロ

ータリーの襟ピンを身につけることを選択しました、これからどうするかは、皆さん次

第です。」

ご清聴ありがとうございました。



    ガバナー公式訪問例会を迎えて

 
 会長・幹事懇談会 2012年11月14日 11.15〜12.15

 ガバナー公式訪問例会     同     12.30〜13,30

ガバナー就任挨拶

クラブ会長様

クラブ幹事様

20122013年度

国際ロータリー第2680地区

ガバナー  石丸  鐵太郎

勇気を出して!! みんな一緒に!! そして楽しく!! 大きく夢を持って!!

ようやく、2012-2013年度が始まりました。ノミニーの指名を受けてから1年半。地区あちこちを訪問し、いろんな人と出会い、いろんな活動に参加させて頂きました。

 常に頭の中にあったのは、「ロータリーってナンだ。」
 そして、一応の決着を付けました。ロータリーとは、より上質の人生を生きるための装置だということです。地区協議会でも申しましたが、人それぞれの人生があります。そして、人はそれぞれ、少しでも良い上質の人生を過ごしたいと思っているのではないでしょうか。私もそう思っています。しかし、一体上質の人生とはどんなものなのか。上質の人生に、本当にレベルアップできるのであろうか。そんな資格があるのか内心忸怩たる思いがあります。それを体現させるのが、ロータリーではないでしょうか。

 ロータリーの会員は、みんな、心は美しい。善人です。しかし、弱い人間でしょう。それぞれ、人を思いやる心を発揮したいと思っているのです。ただ、その心を発揮する勇気を出し切れないのです。その勇気を出すことを励ましあうのがロータリークラブです。もちろん、年がら年中、人を思いやるべきだとは考えていません。しかし、人生の過ごし方のベースとして、人を思いやる心を忘れてはならないのです。

私は、自分のガバナー年度にRI会長が日本人であるという幸運に恵まれました。本年度のRI会長は、埼玉県・八潮ロータリークラブの田中作次さんです。生き様は全く異なりますが田中角栄の様な立志伝中の人物です。新潟の貧しい農家の4番目。もっとも低いレベルの人生を過ごしていました。しかし、田中作次さんは常に上を見て希望を持っていた。もっと良い人生があるのではと。そして、人を思いやる心を発揮することは素晴らしいことだと気づき、それを人生のライフスタイルとし、自らの人生に、より強い喜びを感じるようになったのです。世界中の人が、人を思いやる心を発揮すれば、世界は平和になるのだと。

 そして、本年度のRIテーマを、「奉仕を通じて平和を」にしたのです。皆さん、自己のライフスタイルの中に、人を思いやる心の発揮、奉仕を取り込んで下さい。

世界の平和のために。


石丸 鐵太郎ガバナー公式訪問例会
  
         卓 話 
2012年11月14日

私の名前は、石と鐵でできたたいへん硬い名前です。変わっているということで、二度と忘れられない名前であり、堅くまじめな人間だと誤解をしてくれる・・といういい面があります。鐵は旧漢字を書きます。少し難しいですが、新しい漢字だとお金を失うことになりますので、旧漢字にこだわって使っています。

  最近私が感動したお話しをさせていただきます。

モンゴル名「ダワーニャミーン・ビャンバドルジ」日本名「日馬富士」です。9月には二場所連続優勝を達成し、土俵に額を擦り付けるようにして、土俵の神様に感謝したという方です。お父様もモンゴルで横綱級の力士であり、日本で息子が横綱になるのを楽しみにしておられましたが、横綱になるのを見届けずに交通事故で亡くなってしまったそうです。記者団から「この優勝をお父様にどのように報告するか?」の質問に、日馬富士は「優勝するより、出世するより、正しい生き方をしていることを父は喜んでくれると思う。」と答えました。そして、お父様が亡くなってからは、お父様の出身地である「ビゴ・アルタイ」を日馬富士の出身地として、取組前の場内アナウンスで紹介しています。すばらしい親子関係だと思います。日馬富士はモンゴルや日本の医療に関する慈善活動にも積極的に参加されています。こうした活動の背景には、父親に子どもの頃から「人のために尽くす人間となれ」と常に言われて育ったことが挙げられています。日本人もモンゴル人に負けないような正しい生き方をしなければならないと思います。

 また、地区でいいことがありました。ロンドンオリンピック女子柔道にて、伊丹ロータリークラブ杉本会員のお嬢様が、銀メダルを獲得されました。逆に8月中旬頃、ロータリアンが逮捕されるという悪いニュースが入ってきました。1年10ヶ月前にすでに辞められていたようですが、残念だったのは、この方がロータリーの例会に出席してすばらしい仲間と話をし、奉仕の理想の歌・4つのテストを唱えておれば、このようなことにはならなかったと思っております。みなさんも、どんなに忙しくても毎週1回の例会には積極的に参加して、自らの生活を律していただきたいと思います。

  小野加東ロータリークラブの設立は大変古い1960年(昭和35年)なのですね。この年は、チリ地震があった年、池田内閣が国民所得倍増計画を発表するなど前途洋々とした時代でした。しかしこの年2月から、北海道からポリオが大流行し、全国で5606人の患者が出ました。この時、生ワクチンを輸入するかどうか、厚生省の中でなかなか決まらない中、当時の古井善実厚生大臣(当時)が「私が全責任を取るから輸入しよう。」この決断により、ポリオ大流行は終息に向かいました。今の政治とずいぶん違うなという気がします。このような時代に設立した小野加東ロータリークラブは、大変な歴史を感じます。現在会員数41人。財団寄付26万ドル。たくさんありがとうございます。今年度は、藤田会長・小林幹事コンビのもと『たの・こだ・かんで取り組もう!』『日常の中にロータリーを』として、このクラブを引っ張っていかれることに、更なる発展をお祈り申し上げます。

  本年度のRI会長は日本人の田中作次氏です。新潟県出身の貧農家8人兄弟の4番目で、上京し働きながら夜間高等学校で勉学に励まれ、今日に至っておられます。田中会長のすばらしいところは、74年間の人生において常に奉仕の理想を求めながら来たということです。テーマにも『奉仕を通じて平和を』と挙げられています。ここでの「平和」とは心に喜びが生まれ穏やかになることです。そして本当の喜び、本当の心の穏やかさというのは、人のために行動した時に生じるのです。これが奉仕です。田中会長は、このように自分が過ごしてきた人生をみなさんにも過ごして欲しいと言われているように思います。どこかのロータリアンの言葉ですが、人間は、他人を助けることでしか真の意味での幸福にたどり着かない。世の中の人が皆、人を助けることに喜びを感じるようになれば、世界は自然と平和に向かっていきます。物事を判断するときは、まず人を助けることになるかどうかを価値判断の基準にして行動をして欲しいと言われています。肉体的援助・金銭的援助による損失があってもその代償として喜びがあります。徒然草の八十五段の一節「偽りても賢を学ばんを賢といふべし」にもあるように、最初は見せかけ、振る舞いだけが賢人のようであっても、それを心がけていくことで、本当の賢人になっていくということのようです。逆にいいますと、最初は見せかけだけ悪人と言っているうちに、本当の悪人になってしまう。最初はみせかけだけでもいいから奉仕してください。そうしているうちに奉仕の喜びを感じるようになります。是非みなさま、よくわからなくても、奉仕をやってみましょう。

最後に私から財団にお願いがあります。財団は、毎年最低1人100ドル(8,000円)出してくださいと言っています。あくまでも寄付ですから皆さんの随意なんですが、このように考えて下さい。1例会100円か200円です。この8,000円をアフリカに持っていくと1人のアフリカ人の100日分くらいの食糧品代になります。アフリカ人は、この100ドルを首を長くして待っています。あなた方の軽い100ドルはアフリカに持って行くと、重い100ドルになるのです。このような気持ちで是非自ら進んで100ドル200ドルの奉仕をいただきたいと思います。この一年間勇気をだして、みなさんと楽しく地区を応援していきたいと思いますので、どうぞご協力お願いします。

◇石丸 鐵太郎ガバナー公式訪問例会 

   
       ガバナーの卓話 

私の名前は、石と鐵でできたたいへん硬い名前です。変わっているということで、二度と忘れられない名前であり、堅くまじめな人間だと誤解をしてくれる・・といういい面があります。鐵は旧漢字を書きます。少し難しいですが、新しい漢字だとお金を失うことになりますので、旧漢字にこだわって使っています。

  最近私が感動したお話しをさせていただきます。

モンゴル名「ダワーニャミーン・ビャンバドルジ」日本名「日馬富士」です。9月には二場所連続優勝を達成し、土俵に額を擦り付けるようにして、土俵の神様に感謝したという方です。お父様もモンゴルで横綱級の力士であり、日本で息子が横綱になるのを楽しみにしておられましたが、横綱になるのを見届けずに交通事故で亡くなってしまったそうです。記者団から「この優勝をお父様にどのように報告するか?」の質問に、日馬富士は「優勝するより、出世するより、正しい生き方をしていることを父は喜んでくれると思う。」と答えました。そして、お父様が亡くなってからは、お父様の出身地である「ビゴ・アルタイ」を日馬富士の出身地として、取組前の場内アナウンスで紹介しています。すばらしい親子関係だと思います。日馬富士はモンゴルや日本の医療に関する慈善活動にも積極的に参加されています。こうした活動の背景には、父親に子どもの頃から「人のために尽くす人間となれ」と常に言われて育ったことが挙げられています。日本人もモンゴル人に負けないような正しい生き方をしなければならないと思います。

 また、地区でいいことがありました。ロンドンオリンピック女子柔道にて、伊丹ロータリークラブ杉本会員のお嬢様が、銀メダルを獲得されました。逆に8月中旬頃、ロータリアンが逮捕されるという悪いニュースが入ってきました。1年10ヶ月前にすでに辞められていたようですが、残念だったのは、この方がロータリーの例会に出席してすばらしい仲間と話をし、奉仕の理想の歌・4つのテストを唱えておれば、このようなことにはならなかったと思っております。みなさんも、どんなに忙しくても毎週1回の例会には積極的に参加して、自らの生活を律していただきたいと思います。

  小野加東ロータリークラブの設立は大変古い1960年(昭和35年)なのですね。この年は、チリ地震があった年、池田内閣が国民所得倍増計画を発表するなど前途洋々とした時代でした。しかしこの年2月から、北海道からポリオが大流行し、全国で5606人の患者が出ました。この時、生ワクチンを輸入するかどうか、厚生省の中でなかなか決まらない中、当時の古井善実厚生大臣(当時)が「私が全責任を取るから輸入しよう。」この決断により、ポリオ大流行は終息に向かいました。今の政治とずいぶん違うなという気がします。このような時代に設立した小野加東ロータリークラブは、大変な歴史を感じます。現在会員数41人。財団寄付26万ドル。たくさんありがとうございます。今年度は、藤田会長・小林幹事コンビのもと『たの・こだ・かんで取り組もう!』『日常の中にロータリーを』として、このクラブを引っ張っていかれることに、更なる発展をお祈り申し上げます。

  本年度のRI会長は日本人の田中作次氏です。新潟県出身の貧農家8人兄弟の4番目で、上京し働きながら夜間高等学校で勉学に励まれ、今日に至っておられます。田中会長のすばらしいところは、74年間の人生において常に奉仕の理想を求めながら来たということです。テーマにも『奉仕を通じて平和を』と挙げられています。ここでの「平和」とは心に喜びが生まれ穏やかになることです。そして本当の喜び、本当の心の穏やかさというのは、人のために行動した時に生じるのです。これが奉仕です。田中会長は、このように自分が過ごしてきた人生をみなさんにも過ごして欲しいと言われているように思います。どこかのロータリアンの言葉ですが、人間は、他人を助けることでしか真の意味での幸福にたどり着かない。世の中の人が皆、人を助けることに喜びを感じるようになれば、世界は自然と平和に向かっていきます。物事を判断するときは、まず人を助けることになるかどうかを価値判断の基準にして行動をして欲しいと言われています。肉体的援助・金銭的援助による損失があってもその代償として喜びがあります。徒然草の八十五段の一節「偽りても賢を学ばんを賢といふべし」にもあるように、最初は見せかけ、振る舞いだけが賢人のようであっても、それを心がけていくことで、本当の賢人になっていくということのようです。逆にいいますと、最初は見せかけだけ悪人と言っているうちに、本当の悪人になってしまう。最初はみせかけだけでもいいから奉仕してください。そうしているうちに奉仕の喜びを感じるようになります。是非みなさま、よくわからなくても、奉仕をやってみましょう。

最後に私から財団にお願いがあります。財団は、毎年最低1人100ドル(8,000円)出してくださいと言っています。あくまでも寄付ですから皆さんの随意なんですが、このように考えて下さい。1例会100円か200円です。この8,000円をアフリカに持っていくと1人のアフリカ人の100日分くらいの食糧品代になります。アフリカ人は、この100ドルを首を長くして待っています。あなた方の軽い100ドルはアフリカに持って行くと、重い100ドルになるのです。このような気持ちで是非自ら進んで100ドル200ドルの奉仕をいただきたいと思います。この一年間勇気をだして、みなさんと楽しく地区を応援していきたいと思いますので、どうぞご協力お願いします。


              

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